読書感想文 畑健二郎著『ハヤテのごとく!』 30巻
ハヤテのごとく! 30 ドラマCD付限定版 (小学館プラス・アンコミックスシリーズ)
- 作者: 畑健二郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/10/18
- メディア: コミック
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時間はあるけれど気力が回復していないのでいつもみたいな各話感想2度目はやめて普通に感想を書こうと思ってます。
表紙
主要キャラ3人の王道表紙。そういえばナギのカメラどうなったんだろう?
裏表紙
ラブコメ要員2人のこちらも王道裏表紙。だけど、この2人30巻では全然違う役割を果たしていますねぇ
背表紙
ルカのマネージャーの集さんだっけ?
折り返し4コマ1
アテネの交友関係が案外と広いな。すっかり脇役キャラになってる。
折り返し4コマ2
相変わらず独特の空気をまとっている日比野文。この漫画らしいキャラとも思えるし、この漫画には合わないキャラとも思える不思議な女の子です。
表紙裏
3期はテレビなんだろうなぁ。よほどのことがなければ。
背表紙裏
大人だ。大人すぎる。
中扉
集さん大活躍ですね。彼女の物語がハヤテ本編で描かれる事ってあるんだろうか?
目次
お色気担当泉ちゃんww
本編
同人誌編&女装バレ編ってところでしょうか?
上にも書いたけれど、西沢さんとヒナギクさんの2人が今までとは違う役回りになってますよねぇ。一人の登場人物に複数の役割が割り当てられているんですよね。
恋愛系のストーリーでは2人は主役級だけれど、たぶんこの漫画全体を通して描かれるのであろうハヤテとナギとマリアさんの物語の中では脇役ってのはもちろんですが、ナギとルカの同人誌編でもこの2人は脇役として活躍することになったんですね。なったのかもともとそういうデザインだったのかはわかりませんが。
そう言う構造だとやっぱわかりづらいとは思います。ある特定のキャラにはある特定の役割が割り当てられている方がわかりやすい。たとえそのキャラが予想外の行動をしたとしてもそれによる驚きやら笑いを得られるわけなので。
途中の話だけ読んだ人同士だと同じキャラでも全然別の印象を持っているはずです。通して読んでいる人どうしだって、どこに視点を置くかによってそのキャラから受ける印象は全然違うはずですしね。わかりづらいですがそのわかりづらさ故に読むたびに違う印象を持つという側面があります。
そういうややこしい話は初期読者を取り込むのが大変なんだろうなぁと思うのですが、30巻にはないけれど時々1話完結でその話だけ読んでも面白い話を持ってきます。最近畑健二郎さんも明言していますが、それが読み始めるきっかけになってくれる可能性はあるんですよねぇ。実際おれだってある1話が直接のきっかけになってこの漫画をコミックスを買ってまで読むようになったわけだし。
ルカがレギュラーキャラとしてがんばったり、ワタルくんが重大決心をしたりという30話ですが、ルカの言おうとしていたハヤテへのお願いってまだ明かされてないですよねぇ。ルカ自信何をお願いするのか決めてないのかも知れませんが、それを命かけてかなえると断言できるハヤテってすげーなぁ。
ラストシーンがそれだったので、30巻だけを読んだらこの漫画のメインヒロインはルカじゃないかと思う人が出てきそうです(笑)。
おまけ
ハヤテとアテネの夫婦漫才。この2人がそろうとこれまた違う空気を感じますねぇ。現実社会ではよくある話ですが、一緒にいる相手によって人間って変わるんですよね。
後書き
しっかしまぁ最近おまけがつかない巻がない。前にも書いたけれどランキング上位に入って結果的に宣伝をしてもらうには通常版1本にまとめた方が有利なはずなので、そういうことにはもはやこだわっておらず実利とファンサービスに舵を切っているということなんでしょうかね。
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今度は12月。うれしいことに16日は金曜日!最悪でも翌日には手に入れる事が出来る♪
その時たまたま東京にいれば、ですけれどね……。
まとめ
といっても特にないですが……。
全編通して読んでもルカが可愛く描かれている巻だなぁと思いました。「遅れて来たヒロイン」と言うのとはちょっと違うように思えますが、この後もサブヒロインの一人として漫画の中で機能するにはこのくらい推さないと無理なのかなぁと……
でも、この漫画らしいのは、そのルカが表紙はおろか裏表紙にも描かれていない所ですね。だからといって表紙や裏表紙のレギュラー陣が活躍していないと言うわけでもないので違和感はないのですけれどよくよく考えてみると不思議な感じです。
31巻は同人誌編一応の完結なのかな?次の巻もこんな感じで省力化した感想になりそうです。12月だもんなぁ。きっついなぁ。
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