読書感想文 畑健二郎著『ハヤテのごとく! 31巻』
ハヤテのごとく! 31 劇場版DVD付き特別版 ([特装版コミック])
- 作者: 畑健二郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/12/14
- メディア: コミック
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- 作者: 畑健二郎
- 出版社/メーカー: 小学館
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両方買った。
書店特典
特典目当てに特定の本屋で買うって事はしないのですが、たまたま買った本屋2店舗で同じ特典をもらいました。
不死鳥戦士イロハカルタ商業品質表紙のポストカード。ルカがバニーになってるやつ。
限定版箱表紙
原作者による映画版ポスターって感じかな?よくよく眺めてみると映画版公式よりもさらにカオスが深まっている。
限定版箱裏
こっちが映画版公式ですかね?こっちの方が普通だ(笑)
通常アニメ絵の方に違和感を覚える事が多いのですが、この映画に限ってはそんなことはないなぁ。
表紙
寒そう。
ルカとハルさんの2人だけの表紙になることがあるとはねぇ。この漫画も変わったなぁ。
裏表紙
こっちに主人公とメインヒロイン。この絵だけを見ると王道作品のようにも思えます。
背表紙
今のところ映画オリジナルキャラのあの人。
表紙裏
神様イメチェンかぁ。なんか嫌な予感しかしないんだけれどねぇwww
裏表紙裏
この絵柄ならそう言う展開はむしろ読者が求めているのでは無かろうかと。
背表紙裏
この娘だれ?と思ってしまった。どっかでみたことあるんだけれどなぁと思ったら本編に出てた。数コマだけ。今後レギュラーになったりするんでしょうかねぇ?んなわけはないか。いや、西沢さんの例もあるから決めつけはできない。
帯
通常版の方には普通に帯がついていた。実写ドラマもDVD出すのか。値段によっては買うかも知れない。
んで、アニメはどうなるんでしょうかねぇ。テレビアニメなのかOVAなのか……。そもそもどんなエピソードが描かれるのか。
折り返し4コマ1
夏休みの宿題ごときをアップロードしてもアフィリエイトで大もうけはできない。と俺は思う。たぶんそう言うサイトに来る人って広告を見る余裕がないんじゃないかなぁ。そうとしか思えません。それともただ単におれのやり方が下手なのか……。そろそろ来年夏の仕込みをしないとなぁとふと思いました。
中扉
まーた意味深な絵だなぁ。そういえばそういう設定もあったなぁと思い出しました。
アテネとタマって良いコンビですよね。お嬢さまには大きい動物のペットが必須、だっけ?ナギとタマのコンビよりもしっくり来るのが不思議。
この充電計?が満タンになるとアテネは復活するんですかねぇ。そういえば、アテネってハヤテ兄の記憶を持っているのかは描かれてませんでしたね?夏のライフセーバーズ話くらいには復活するのか、その話をきっかけに復活するのか。それとも何の関係も無い別のエピソードとなるのか……。
本編
1話(328話)「あの日したアシスタント代を僕達はまだもらっていない」
感想を書くにあたってまずはサブタイトルのコピペから始めたのですが、31巻収録の話で一番長いのがこれなんですね。ここんところはサブタイトル短めだったってことか。
ルカとナギとの実質ファーストコンタクト。まずはゲームで語り合うのが現代っ子でしょう(笑)
2話(329話)「早起きのコツは早寝する事」
オタクトークとラブコメ的な展開。でも、この場面ではラブコメヒロインのヒナギクさんは傍観者。改めて読むと不思議だなぁ。
この時のハルさんの予感はまだ顕在化していないんでしょうね。
3話(330話)「君が好きだと叫びたい」
話変わってワタルくんサイド。白皇をやめる前に思い人に告白をするというお話ですが、聞き役がもう一人のラブコメヒロイン西沢さん。続けて読むと前の話と対比的と言えば対比的なのかなぁ。
内容は全然違うんですけれどね。
4話(331話)「2億年前のように静かだね」
なるほど、そうか。この話で夏休みに普通少女があんな格好をする事になってしまう訳か(笑)。
これはこれでまた一つの物語の終わりであって、かつ一つの物語の始まりです。サイドストーリーではあるけれど、この流れもいつか他のストーリーに影響を与えるのかも知れませんね。
5話(332話)「天才の戦略」
マリアさんがノリノリなのが笑える。
このナギの戦略は俺もよく思い付くけれど実現はしないんだよなぁ。
そして完成したルカの作品はいかに?
6話(333話)「特別な何か」
読み返してもどうもうまく感想がまとまらない。特別でありたいという欲望は誰にでもあって、そう言う立場にある人をうらやむ気持ちというのは誰にでもあって、でもそう言う立場にある人がそこに満足していないと言うのもまたあって……。
そこに対称的な戦略を立てる2人の天才、いや、天才と秀才なのかな?がいる。
戦略を立てる人とコンテンツを作る人が別れているか否かってのが決定的なちがいなのかなぁ。そう言う意味ではナギの方に親近感を覚えますね。
7話(334話)「Identity Crisis!」
背表紙に出てきた謎の美少女はこれかwww。
個人的な印象ですが、畑健二郎さんが書くハヤテのごとくに出てくる女の子たち「美少女」って感じはしないんですよねぇ。あえて王道を外している感じ。わざとそうしているんじゃないかなぁと思えますね。こういうデザインの女の子だって書けるわけですから。
そしてマリアさんの罰ゲーム。いったい何の罰なんでしょうか?(笑)
8話(335話)「サンタの教え」
新章開幕の時に予告されていた場面にようやく到達しました。268話、サンデー掲載日は2010/4/14かぁ。
1年半くらいあいてるんですよねぇ。そういえばこの先は展開が早くなるとか言ってましたねぇ。むしろ遅くなっているような気もするのですがwww
ナギの戦略は成功したけれど、それによって得た物は……。同様に成功したルカとの間に横たわる溝をどう捉えるのか……。
9話(336話)「ROCK OVER JAPAN」
池袋から有明って行きやすいんですね。毎日有楽町線に乗るようになって初めて実感しました。そういえばホームドアの工事が始まってます。それってネタにはしてないような気がする。
マリアさんの罰ゲーム継続。罰ゲームであってもちゃんとこなすマリアさんがすごい。
アイドルと元大金持ちのお嬢さまとの対峙ですが、こういう場面はギャグとして描くのがこの漫画。
そして、謎の新キャラ登場。タイミングが映画公開の後だったんですよねぇ。
10話(337話)「スネた間の悪さもそれもメイドのタイミング」
この話のマリアさんは可愛いなぁ。女の子はちょっと弱い所を見せた方が可愛いってことなんだよなぁ。そして、それにだまされる俺がちょろすぎるwww
11話(338話)「毎日コツコツ続ける事が大事」
生徒会三人娘のなかでは泉ちゃんが抜けているのかねぇ。雪路は雪路で色気のない色気を振りまいているし、ここまでの流れとは全く違う系統の話ですなぁ。
おまけ
これは誰の事なんだろう?とりあえず後でDVD見てみる。
不死鳥戦士イロハカルタ
31巻のおまけでつけてきたのか。普段とページ数か湾無いんだよねぇ。その分後書きは無くなりましたが、これはこれでつけてうれてうれしい。
まとめ
同人誌編、第一部完結っていうところでしょうか?
この流れを「迷走」と片づける事もできるでしょうが、俺に言わせると迷走すらしてないんですよね。『ハヤテのごとく!』という漫画で描かれている時空の中でこういうエピソードもありましたよ、ってだけの話。その証拠に、同人誌編とは全く関係なく、言葉を換えると同期せずに、ワタルくんの物語が一度終わって別の物語が始まっていますよね。それはそれで『ハヤテのごとく!』という漫画で描かれている時空の中で起こったエピソードに過ぎないんですよねぇ。
改めて、変な、面白い作りになっているなぁと思います。
こんな構造の作品がかなり多くの読者に受け入れられていることも驚きですが、そんな作品があり得ないくらい多くの読者を得るだろうと未だに思っている自分にはもっと驚きますね(笑)。ヒナギクさんの戦略じゃないけれど露出さえ増えれば読んじゃう人はもっと増えると思うんだよなぁ。
自分好みのエピソードが羅列されているだけではないけれど、一つの作品でいろいろな傾向を持つストーリーを楽しむ事ができる漫画ってのはあんまりないですからね。
原作ストックがずいぶん少なくなったけれど、次のコミックスまではどのくらい開くのだろうか?もし春からテレビアニメなら4月にぶつけるとかにするんでしょうね。
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