都心は立体交差が少ない

ふと思ったんですけれどね、いや、ずいぶん前から思っていたのですが、首都高速(連続立体交差とみなされているらしい)以外の道路同士の立体交差って、都心部にはあんまりないんですよね。


たぶん、一番都心(この記事では国会議事堂を中心にしてみようかと思ってます)に近い立体交差はここ

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赤坂見附交差点。
変則五叉路のうち、246側が陸橋です。首都高速が上に被さっていて、さらに交差点が一番低い地形なのでなかなか楽しいです。
もう一つは地下なのでビジュアル的にはイマイチだけれど日比谷の地下道

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むっちゃぎりぎりな所に作っている感じがするので走ると楽しいです。


さて、東京23区で一般道路同士の立体交差が無い区ってあるんでしょうかね?
道路知識とGoogleMapを照らし合わせながら考えてみました。


まず環七が通る区は普通に考えれば立体交差があります。それより内側の区が対象となるでしょう。ここで候補からはずれるのは、大田区、目黒区、世田谷区、杉並区、練馬区板橋区、北区、足立区、葛飾区、江戸川区です。
千代田区は上述の赤坂見附陸橋があります。赤坂見附という名前だけれど、片側は千代田区ですから。
港区は赤坂見附の片側はもちろん、西麻布にもある。
中央区昭和通りが無料の連続立体交差で、あとは月島、春海橋(誤植じゃないよ)。
渋谷区は山手通り松濤のところ、あれってなんて名前なんだろう?、あとは甲州街道の初台幡ヶ谷あたり。
品川区は大井とか八つ山橋とか
新宿区は新宿副都心の立体交差ばっかりのエリアや曙橋
豊島区は5つまた陸橋だっけかな?池袋の所と、千登世橋もか。
荒川区は宮地、熊野前日光街道の南千住の所
墨田区は墨堤通りのアンダーパス群
江東区は……、厳密には微妙なのですがね、蔵前橋通りの江東新橋西詰めのところは丸八通りと立体交差になっていますね。
残るはたぶん2つの区……
そのうち、まずは台東区
ぎりであるんですよね。鶯谷の陸橋

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言問通りと尾竹橋通りの交差点。俺が子供の頃にできたのではっきり覚えています(笑)。


さて、残るは文京区です。


ないねぇ。
ないねぇ。
いや、あった!たぶんここは文京区!!

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道路の名前が間違えているのが面白いのであえて通常地図モードで貼りました。神奈川県道はないわー
このあたり、千代田区台東区と文京区が入り組んでいるのですが、外堀通り本郷通りの交点はたぶん文京区だったはず。地形の関係で立体交差になっているんですよね。


いやぁ。東京23区には全ての区に一般道路同士の陸橋がありましたか。意外な結果になりました。




そもそも、都心部に立体交差が少ない理由を考えてみました。
郊外だと、ある一つの方向に向かう交通量が卓越しているから陸橋を造ってその方向の交通を捌くと円滑になるけれど、都心部だと様々な方向への交通が錯綜しているから一つの方向だけの陸橋を造ってもあまり効果がないって事なのかな?あとは、スペースが無いって言うのもあるけれどその割には道幅ひろいですからねぇ。
それと、これって別に東京に限った話ではないのかも知れません。名古屋や大阪でも同じような傾向があるのではないでしょうか?さらには政令指定都市になるかならないかという規模の都市でも同じ事が言えるのかも?
土地勘がないので調べるのはつらいので、興味を持った地元の人がいたらぜひ調べて欲しいなぁと思います。