コンテンツ課金という見果てぬ夢

結局うまいことまとまってないので日記です。




インターネットというテクノロジーによってかつてないくらい多くの人が発言の自由を享受するようになったことにともなって、娯楽として楽しまれるコンテンツもかつてないくらい多くの人が産み出すようになっています。
先日ちょろっと覗いてみたコミックマーケットはこのテクノロジーが産み出される前にはおそらくもっとも大規模なそういう場だったんだろうなと思いますが、コンテンツ提供者は多く見積もって数万人程度、規模的には全然違います。
その中にはものすごく良質な、あるいはものすごく人気が出るコンテンツもあるのですが、そういうコンテンツを産み出す人が、コンテンツを産み出すことだけで食っていけるのか、というとかなり厳しいのではなかろうかと。
どうしても一手間かかる。
食っていけるようになるためには、「名前を売る」という作業が必要になってしまいますから。


今のところ、それが既得権益を持つ人々にとっての参入障壁となっていますが、当然そういう人たちは危機感を抱いているわけで……。もちろんほとんどの人は自分の才能に磨きをかけてぽっと出の素人には真似ができないような作品を産み出すことに注力するんでしょうけれど、中には参入障壁をより高く厚くすることに血道を上げる人だっているでしょう。もちろんその障壁をなんとか越えた人たちだってそのどちらかに移行する可能性だってあります。たぶんかなりの苦労して得た権益ですからね。しょうがない。


それだけで食っていく=職業とする、ということだからそのくらいの障壁は必要だ、という考え方もありますが、娯楽を受け入れる側としては、素晴らしいコンテンツを産み出した人に、そのコンテンツ単品に対してそれ相応の見返りが与えられないのはおかしいのではないかという疑問が残ります。


過去に書いたことの焼き直しなのですがやはりうまくまとまらなかった。
恥ずかしながら、そういうことを解決するシステムを実現できないかってことは常々考えているんですよ。ネットを使えばできるように思えるんですよね。もちろん他にも、個人でもベンチャーでも大資本でも同じようなことを考えていらっしゃる人はたくさんいると思うので、実現させるのは自分ではなくても、いつかはきっと実現するという夢はこれからも持ち続けます。