ハヤテのごとく!382話「Strange lovers」感想 ルカはなぜに生き急ぐのか

山小屋でアイドルと二人っきり。そして……




今回は徹底していますね。
扉絵と回想でのナギとヤのつきそうなみなさん以外はハヤテとルカだけ。山小屋に若い男女が二人っきりという話しです。
情報格差が一つ埋まりました。ルカはハヤテが自分と同じように借金を抱えていることを知ってしまいました。その経緯は全然違う物だけれど、結果的に見ると親から一億五千万円の借金を押しつけられている自分以外の存在を知ってしまった。


そして発作的にキス。ルカからハヤテにキス。なるほどなぁと。さらに次号休載(笑)。この引きはしんどい。




今週の話しを読んで思ったのは、登場人物がそれぞれ違う時間の流れを生きているのかなぁと言うことです。そしてそれは現実でもよくあること。人それぞれが感じている時間の流れは、同じ物のはずなのに異なっているんですよねぇ。
この漫画で言えば、ルカとハヤテが出会ったのはつい最近、2ヶ月くらいまえのことですよね、たぶん。ヒナギクさんとハヤテが出会ったのは7ヶ月くらい前、ナギと出会ったのはそれから半月前、そして、西沢さんと出会ったのは1年と3ヶ月前です。
ハヤテに恋をしている女の子たちは、それぞれそれだけの時間を過ごしているのですが、ルカはその短期間に決定的な行動を起こしたのに対してヒナギクさんはあんな感じ。アニメが原作と同じタイムラインだとしたらあの時期でもあんな感じ。西沢さんは西沢さんで10ヶ月くらい経って、のっぴきならない状況に追い込まれて登場時のあんな感じになった。ナギはキスはしたと言っても未だあれな感じなわけですよ。
ハヤテを取り巻く女の子たちの中で、ルカが持っている体内時計が一番速く進んでいるのかも知れないなぁと思った次第です。それに理由があるのかどうかはまだわからないですねぇ。もしかすると借金を抱えていてそれを返さなきゃならないってのがあるのかもしれないし、単にルカというキャラが持っている特性なのかもしれません。
しっかし、これ、この展開が予定されていたとしたら、よくもまぁ劇場版とかアニメ三期とか作ったなぁと改めて思います。
どうなっちゃうんだろうなぁ。そうか。むしろ先のことを明かすことがミスリードにつながるという展開なのか。


相変わらずわけわかりません。そこが面白いんですけれどね(笑)。




私がこの漫画にこれほどまでこだわっている理由とその説明です。