松戸 中華蕎麦とみ田に行って思ったこと



もはや観光地と言ってもいいのかもしれませんねぇ。ええ。地元なんでね。もちろん初めて行きましたよ。それがなにか??




1時間以上並びました。正直、ラーメンを並んでまで食べるって言う気概はすでに失っていたのでなかなか堪えました……。でもねぇ。一度は食べてみようかなぁと。地元だし。天気も良かったし。
なにを食べるか、かなり迷ったんですよ。結局有名らしいつけそば?つけめん?にしましたけれど、ラーメンの方がいいかなぁとも思ったんですよねぇ。でもなぁ。めったに行くこと無いですからね。だから有名な方にしちゃいました。その葛藤の理由は……。この後の話しにつながります。


こういうタイプのラーメンつけめん食べる時にはどうしても普段使いのあそこと比較してしまいます。そう。麹町つじ田。松戸よりも遙かに遠い麹町ですが、土地勘あるし、近所に用事があるし、なによりも並ばずに食べられる時間帯があるので未だによく行っています。職場が近くにあった時、昼飯や夜食で食べに行ってたから普段使いって感じなんですよ。ランチローテーションに入っていた。
そのうち有名になって分店も出して……、ってなったけれど未だにうまいんですよね。日によって当たりはずれは若干有るけれど。んで、そのつじ田もつけめんが有名ですが、もしもう二度と食えない、それもラーメンかつけめんのどっちかしか食えないっていう状況になったら、俺は迷わずラーメンを食います。つけめんはああいう味が流行りだから劣化したものなら行列しなくてもたいがいどこでも食べられるけれど、ラーメンはたぶん劣化したものですら行列しないと食べられないような気がして……。ラーメンとしては流行り味じゃないのかもね。
ってなわけで、とみ田でもラーメンを食べた方がいいかなぁと思ったんですよよねぇ。でもまぁ物見遊山に1回だけだから有名な方を食べておけっていう安易な選択をしました。もしまた行くことがあったらその時はラーメン食います。


んで、1時間以上並んで食ったつけめんなんですが、うまかったですよ。うん。つじ田との比較で言うと、スープの方向性は同じだけれど味はかなり違う。とみ田の方が濃厚です。麺は全く方向性が違うと見た。おれはつじ田のシンプルな麺の方が好き。チャーシューはとみ田の方が断然うまいかな。つじ田の弱点はチャーシューだと思っているので。あれでも初期に比べるとずいぶん俺好みになっているんですが。んで、一番の大きな違い。決して越えられない壁。それは……。ゆずとすだちの違いです。
同じ柑橘系でもこれだけ違うのか!と。びっくりしたね。とみ田はスープがゆず風味、対してつじ田はめんにすだちを絞る。この違いが圧倒的。そして、スープか麺かの違いによって、柑橘系の香りの有無が選択できないのがとみ田で選択できるのがつじ田ってことになります。
そういえば、うっかりしてた。コショウも一味も使わなかった。どう変わるのかやってみればよかった。つじ田の黒七味は味が劇的に変わる魔法のスパイスなのでもしかしたら同じような効果を得ることができたのかも知れない。
スープ割は具も入れることができるとみ田と単純スープのつじ田なんで比較不能。最後まで飲みきった感じでは、とみ田の方が楽だったかな?油っこさが少しは押さえられてる感じ。


店のオペレーションも、どっちがいいってわけじゃないんですけれどかなり違っていて、それが行列できる一つの要因かなぁとも思いました。




さて、満腹したわけですが……。




とみ田、確かにうまいけれど、これじゃ本当の意味での常連さんはつかないんじゃないかなぁと……。だって食べるために1時間以上ならばなきゃならないんですよね。一般的にサラリーマンの昼休憩は1時間。その間に食べることは難しいじゃないですか。週に1回のローテーションに入れるにはなかなか厳しいです。根性据えて並ばないと食べられないってのはねぇ。つじ田も行列できてたけれど少なくとも昼休みは回転がいいし、なによりこのくらいの行列なら何分という読みができるようになったのであんま苦にはならなかったんですよねぇ。
もしも行列していなかったら来週あたりラーメン食べに行こうとか思うんですがあれだと躊躇してしまいます。食べに行くことがイベントになってしまっておなかを満たすことが目的では無くなってしまう。それでも毎週1度は行くって言う人はどのくらいいるのだろうか??




にしても、松戸がラーメン激戦区と言われるようになるとはなぁ。学生時代には思いもしなかったよ。