「名無しさん」として評価されたいという耐え難い欲求

冒頭にも書きましたけど、ずいぶん間が空きました。別になにかあったからってわけではなくて、そもそももう日記書くのに飽きてたんですよ。
ハヤテ感想だけが唯一のモチベーションだったんですが、出かけていたりしたら１週空いて、２週分まとめて書こうと思った所でならばいっそ休んじまえー！と。


もしもこの日記の更新が止まるとしたらこんな感じに停止宣言とかもなくなんとなくだろうなぁと思ってましたし、その後何か書きたかったら何となく書き始めるんだろうなぁとも思ってました。それがたまたま今日だったってだけで、もしかすると明日以降は狂ったように書くかも知れないしまた何ヶ月も空くかも知れません。




書いていない間も色々なネタに色々な感想や見解を書きたくなることはなんどもありましたけれど、書こうと思う前に別にいーやーと思ってしまい何も書きませんでした。
分野は様々で中にはうまくすると釣れるようなネタもありましたけどね。
twitterもほとんど書いてませんでした。なんとなくです。そっちも。タイムラインはけっこう見ていたんですがね。




ところで、ここの更新を休んでいる間も２ちゃんには時々書いていました。どこの板かは秘密。もともと２ちゃんでネットに何かを書くってのを始めたんで思い付いたことをあそこに書くのはすごく自然なんですよ、俺にとっては。


そして思った。




俺は名無しさんとして評価されたいっていう欲望が強いんだなと。




何度かここに書きましたけど、誰が書いたかではなくて何を書いたかが評価される世界がインターネットというテクノロジーで実現するのではないかと夢想しています。
しかし、実際には逆で、最近は誰が書いたかが重視されるようになりつつあります。
たとえば、このつまらない日記だって、もしかするとtanabeebanatというハンドルを使う何物かが書いているからこの記事を読むみたいなことだってあるかもしれません。
驚くべきことに休んでいる間も毎日数百人がここに来ていたわけですから。そのほとんどは運転免許が代表するこうなる時のために仕込んでおいたネタのおかげではありますけれど。
ネットでこうやって発言する以上、俺は比較的自己顕示欲が強い人間ではあるはずです。しかし、自分のことを発信したいんではなくて、自分が考えていること思ったことを発信したいんです。たぶん。
だから俺にとって一番嬉しいのは、tanabeebanatという名前が売れたりtanabeebanatという人がこう書いているみたいな紹介をされるのではなくて、名無しで書いてそれが別の名無しに評価されるときなんです。
＋の評価もあれば−の評価もあります。マジメに書いた文が完全スルーされることもあればくだらない煽りで書いた文がなんかわからないけれどその後他の所にコピペされたりする。それが面白いんですよ。誰かわからない名無しさんが面白いと思ってくれれば自分の書いた文が拡散することがある。そしてその文を誰が最初に書いたかなんてことは誰も気にしない。その文単体で評価してくれている。誰が書いたかではなく何が書かれているかで評価してくれている。


という思いは今でも変わりません。たぶんこの先も。
いずれはそういう社会が実現するお手伝いをしてみたいですね。もちろん黒子として。目立つことなく誰にも知られずにね。