−3

                                                                                                  • -

複数のメディア、複数の人に分かれて管理している個人情報を
整理するために必要になるのは「名寄せ」です。
口で言うのは簡単ですが、非常に地道でつらい割に見返りが目
に見えない作業です。


顧客情報のように取引関係がある場合には最終的に個人に連絡
をすることが可能ですが、見込み顧客のように大量にあるが連
絡をしづらい情報の名寄せをするには有る程度の割り切りが必
要となります。


キーとなる項目は「姓」「名」「電話」「住所」「勤務先」
「メールアドレス」などが考えれらます。
コンタクト手段として主に使うメディアを想定しているのなら
それに応じたキーで名寄せをする必要があるのは当然です。
漢字項目をキーに使う場合は斉藤の「斉」渡辺の「辺」など、
異体字が有る場合にどうするかということも考える必要があり
ます。


ルールを決めたらそれをシステム化して名寄せ作業を行います。
私はそれで終わりだと思ったのですが、実際にやってみると最
後に「人の目による判断」が必須となります。


扱っているのは個人情報というデリケートな物なので、疑わし
きは統合せずというポリシーでシステムを組まざるを得ないた
めです。
実際にやってみると、人間には簡単に判別できる物もコンピュ
ータには判別不能なことが多々有ることがわかります。

                                                                                                  • -