ネギま!のファンサイトは本当に数が多くて、しかも熱く細かい(笑)ところが多いので圧倒されていたのですが、そのなかの何カ所かでこちらを取り上げてくださいましてほんとうにありがとうございました。
アクセス数的にまるで少ないので役には立ちませんが、今回初めて紹介して頂いたと思われるサイトをお礼かたがたこちらからもご紹介です。
おまっ、ちょ、やめろよ
がんつく
ネギま部屋(楊さんのページ別館)
他にももしかするとご紹介してくださっているサイトがあるかもしれません。恥ずかしながら、ネタを拾うのはそれほど得意ではなく、自分のサイトがどこで紹介されているのかもいまいちわかっていないので判明した分だけで失礼いたします。


紹介して頂いたサイトからたどっていった先で、非常に印象深かったのが
ごーるど銀賞 消費し尽くされていくネギま!です。

赤松先生「あ、その重箱自体も食べられるから」

なるほど(笑)言い得て妙です。
和洋中のバイキングかと思ったら、皿や箸やテーブル、さらに部屋の中まで全部食べれるのね。しかもしっかり調理しているから痛むこともないし。
たぶん二次創作とかもしやすいんでしょうね。大量にある材料の中から自分好みの物を選んで味付けすることができる。




もういっちょ、ネギま!の話。
14巻125時間目で「物語の主人公は最初にマイナスなことがある」という亜子の言葉が出てきます。なるほど、ネギま!という物語を読む人にとっては自然な言葉だなと。
そもそも設定的にマイナスな人、魔法世界との関わりを持つことによって足りないところがあることに気づいた人、たくさんいますね。で、これは漫画では良くある設定なんだけど「長老」がいる。漫画に限らずハリーポッターとかもそうだけど。作中にマイナス部分が埋まったかどうかを確認する仕掛けが必要になるんですよね。バトルやスポーツだと同じ人物、チームとの戦いがその仕掛けにあたるかな。それもネギま!にはここまでだけでも結構たくさん描写されています。
マイナスな部分から始まる物語ばかりではありませんけれど、極端な例では残像に口紅をみたいな満ち足りた物が壊れていく過程というのもありますけど、何かを追い求めていくというのは物語の基本構造ですよね。


いまさら私が言うようなことでもないんですが・・・魔法先生ネギま!を読んでみて、この作品はものすごくオーソドックスな物語世界を、今風な味付けをすることによって具現化していると感じています。正統派です。いわゆる「大人」が眉をひそめるような表現が多々あるのはしょうがない。だってこれは週刊少年誌に連載されている漫画ですから。少年の嗜好に合っていない限り発表の場を奪われるわけですからしょうがない。(眉をひそめる大人でもオヤジは心の中でにやついていると思う(笑))でも、骨格だけを見るとものすごく重厚ですね。物語としてもっともっと高く評価されてしかるべきだと思います。


心配なのは読後感なんですが、それにも不安はありません。2006/5/5に書いたように「ナギの呪縛」があるので・・・よっぽどひねってひねりすぎない限りはそこまで読んできた人ががっかりするような結末にはなるはずがないと思います。