難しいやきもちだと思った第79話

なんちゅーか、ラブコメですなぁ。男の妄想の世界ですなぁ。和みますなぁ。
でも、意外と感想は難しいです。あの人の若返り化とか、あの人の衣装の件とか、サブタイトルの件とかありますが、まずは、おれにとってはハヤテのごとく!はギャグ漫画であるのでその話から。

  • くどい小ネタ

学生時代赤坂方面で酒を飲んでいるときくだらないだじゃれをみんなで言い合うんですよ。酒飲んでなくて車の中でも言い合うんですよ。そうすると不思議なことに最初はとてもじゃないけれど笑えなかった物が笑えるようになるんです。面白い物を思いつくってのもあるとは思う。でも、基本的にはくどさからくる笑いだと思うんですよね。
今回の話、同じネタを、しかもページ内での位置もほぼ同じところで三回、微妙に変えて繰り返してます。最初は人、次は鳥、さらに植物、そして・・・誰もいなくなった。
一発目はスルーでした。二発目はちょっと面白かった。三発目はかなり面白かった。四発目は「ああなるほどそういうことか」と思った。ある意味考え落ちだ。
多用はできない構成だと思います。でもおれはこういうの大好きです。
本当につっこみ役は誰もいないんでしょうか。ってことはここに誰かが乱入してくるんでしょうか。来週どう落とすのか楽しみです。てか落ちてくれよ。頼むから。

  • 最終ページの構成について

たまには漫画を漫画として読んで感想を書いてみます。
ハヤテのごとく!の最終ページには特徴があるという話は何度も書いているんですが、今回の構成ってどうなんでしょうね。上半分と下半分、入れ替えても良さそう。だけど、基本的にこの作品は最後にその回の話と関係ない場面を持ってくることが多いです。最近になってその手法に「ステイタス確認」という名前を勝手に付けてみました。詳細は六月にでも。

まぁ、こういう展開になったわけです。ここで少年漫画を逸脱するような展開になることはさすがに考えづらい。来週は落としてくるんでしょう。
もしかすると第六十四話「マリアさんのハチミツ授業・毒入り」での、謎の最終コマ、落ちてもいないし意味があるとは思えないあの一コマが生きるような展開になるかも知れません。本当に生きてくるのはまだまだ先だとは思うのですが、まずここで生かしてくるのかも。
もう一点。現時点で主人公のハヤテ君とこういうラブコメ展開ができるのはヒナギクさんしかいないわけです。ナギちゃんはそもそも女性と思われていない。歩さんに対しては意識レベルが高すぎてそもそもこういう状況に追い込まれないと思います。っていうか西沢さんが暴走して少年誌的には・・・という展開が・・・。さらに、物語的に考えるとナギちゃんのライバルとして設定されている西沢さんと何か進展するのは危険でもあります。変な話、この作中でこういう展開をするにはヒナギクさんはアンパイなんですよ(笑)いざとなれば木刀でぼこぼこにする(実際今の力関係でハヤテ君に勝てるのかどうかはともかく漫画的な表現で)ってこともできます。でも、お互い男性、女性として意識をしている。その微妙な関係が今回の話には必要なわけで・・・
追記:ラブコメ要素を望む読者も多いと思うので、誰かと誰かのラブコメ展開をしなきゃいけないってときにハヤテ君とヒナギクさんは物語的に比較的アンパイってことです。
今回のサブタイトル「やきもち」はひなぎくさんの歩さんに対するやきもちなんでしょうか。やるじゃないか「普通少女」。みんなの憧れからやきもち焼かれるなんて。たとえそれが誤解と思いこみでもね(笑)
困ったことにこの先二人は友達関係になることが、そして三人は三すくみ関係になることが明らかになってしまっています。誤解が解けた上でなるのか、誤解はそのままで危うい関係を築くのか。楽しみに待ってます。いったい実時間で何年後になるんだろ???




やっぱりどうもおれの想定より物語の進み方が早く時間の進み方が遅いです。XDayは早めた方がいいのかな。でもそうするとこの物語の根幹部分から誤解していることになる。まさかとは思うけれど、この話の結果ハヤテ君とヒナギクさんが一時的に・・・とか、さらに漫画的に一番おいしい時期の高校二年は早足で過ぎていくとか、それはそれでいろいろと妄想が広がって面白いです。そもそも二年がおいしいってのは設定が変わらない漫画の場合なので、ハヤテの場合はあまり関係ないかも知れませんね。


他にも書きたいことがあったような気がするけれどもう充分長文みたいなので今日はこの辺で・・・



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