第八十一話 感想二日目

偶然と言うべきか、当然と言うべきか、トラックバックしてくださっているサイトを始め多くのところで「ラブコメとしてのハヤテのごとく!」のまとめ的な記事が書かれていました。
書く前に確認しようとしたらLivedoorのブログサイトが落ちててちっとがっくし。
アクセスできるところだけについて多少紹介しますと、
▽架空の杜△においては

この作品(ハヤテのごとく!)が著しく変質中

とあります。
俺がちょっと妄想しているのは、来週咲夜ちゃんあたりが出てきてまたまた「普通のギャグマンガ」状態に戻ったりすることなんですがどうでしょうかね。


ぷらずまだっしゅ!では、「ハヤテのヒナ=ネギまのゆえ」という俺が書いたのと同じ話がありました。やっぱそう思うよね。ちっと安心した。よく考えると状況も置かれた立場もキャラの性格も全く違うんだけどなんとなく共通点があるなと思ったり。
ホワイトデーはイベントあるのかなぁ。今回の一件で華麗にスルーされる目もあるなとか思っているんですけど。
こちらのサイトでなるほどと思ったのは

今までの悶々とした気持ちは同じ痛みを抱えていると感じ取っていたから、と
ヒナの中で結論付けられていないかが心配です。

そういう自己解決の方法がありましたね。ヒナギクさんが思いついてなければ教えてあげると喜ぶと思います。ヒナギク好きの読者としては困ったことに本気で喜んじゃうと思うんだよね(笑)




さて、で、問題のバックステージとか本編その他とか・・・

さすがにここで一歩踏み込まないと、マズイ気がしたのです。

どこですか?それは?それはどこ?私は誰?<ちょっと違うな
俺にはいつもの「ハヤテのごとく!」にしか見えないんですけど>畑健二郎さん


昨日の感想で避けて通ったところが二カ所あります。そのどっちか、あるいは両方かも。両方はずれているかもしれないけど。

  • 似たよ〜な境遇の二人がたちまち恋におちいったことはいうまでもない!(うる星やつら24巻より引用)

猫でごまかしているけれど、ここの解釈が難しいですね。本編だけ読んでいるとまだヒナギクさんの設定は明らかになっていません。だから、普通なら伏線になるところなんですよ。そして、ヒナギクさんの過去が明らかになって読者は盛り上がると。ところが畑さんの場合はそれを別の場所で軽〜くネタバレしている。
この作品は細かい設定もありますが、それは言葉悪いけど「どうでもいいこと」だと俺は思ってます。意図的に隠されているのはマリアさんの出生、三千院帝の設定、飛行石くらいなんじゃないかな。
ハヤテのごとく!は隠された設定が明らかになるのを愛でる作品ではないです。だからネタバレしたところで痛くないんですよ。「ハヤテのごとく!予定表.xls」が流出しても、おもしろさとか期待感とかの作品価値自体は変わらないんじゃないかとすら思ってます。予定されている最後の言葉も含めてです。
ただ、それが表に出てくると困ることがある。それは打ち切り終了か円満終了かわかってしまうってことです(笑)

  • 例によって最後の一ページ

もうね、いいかげん最後のページに突っ込むのは飽きちゃったんですよ。なので昨日はスルーしました。今回は「桂家」→「三千院屋敷」→「桂家」の展開でした。俺が突っ込むのは当然不自然に挿入されている「三千院屋敷」での場面です。

今はまだハリボテでできた関係ですけど…あなたのその思いが叶うように…

マリアさんのモノローグ。よく読むと今回の話から完全に浮いています。これが「一歩踏み出した」部分と思われる最右翼ですね。
ハヤテのごとく!という物語の中盤の終わりで、その『ハリボテ』が実体のある物に変わると思うんです。おれは、それがこの物語のエンディングではなく、真の物語の始まりじゃないかと思っているんですよ。一周年の表紙についてのバックステージでのコメントが論拠です。そして、そのときまでにナギちゃんはある程度成長していなければならない。もしかするとその成長は内面だけではなく外見も含めての物でなければならないかもしれない。そういうきつーい縛りがある物語なんですよ。明日いきなりハッピーエンドってわけにはいかない。淡々とでもいいから時が満ちるのを待たなければいけない。でも、その途中経過もおもしろくなければ連載打ち切りの憂き目にあってしまう(笑)。難しいですよね。外野が思う以上に難しいでしょうね。そのあたりがこの作品から感じる「志の高さ」の一つです。別の言葉で言うと「潔さ」になるでしょうか。


書き忘れた・・・
ブコメの温度って話について。


畑さんは「ハヤテのごとく!」という作品をただのラブコメにしようとは思ってないんですよ。ラブコメとして人気出てしまうとそれはそれで困ったことになる、とまでは思ってないだろうけれど、あまりそっちよりに振りたくないんだろうなと思います。ところが、どうも世の中的には、実は今絶滅しそうな普通のラブコメを求めている人たちがいて、そういう人からするとヒナ×ハムの話は人気があったりしているんじゃないでしょうか。(俺も好きな話です)
でも、そこに寄っかかっては道を踏み外すという意味合いで今回の話も出てきているのではないかなと思いました。「一歩踏み出す」と「ラブコメの温度」は実は全然違う話なんじゃないかというのが俺の理解です。


最後に三すくみについての補足


今回の話からはどうみても
ヒナ>>>>>ハムスター
に見える。この先逆転するってのがどうしても信じられないなぁ。
その話がギャグ系の話になるのかせつない系の話になるのかもさっぱり読めません。今のところは、ヒナギクさんと西沢歩さんがそろうとせつない系の話になっていますが、二人とも全くギャグに使われないキャラではありません(今週も西沢さんはなごみ系のギャグ担当)。この先登場機会が増えるとまた変わってくるんでしょうね。
ヒナ祭りとホワイトデーにはなんかイベントを用意しているのかな?あるいは試験が終わったらいきなり春になったりするのかな。そのあたりもまるで読めないなぁ。


一晩中書き続けそうな悪寒がするのでこの辺でやめときます。
おやすみなさい。



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