これ以上複雑にしてどうする気だと思った第84話

ねぇ。
久しぶりにサキさんが出てきました。なるほど、そういう話なのかなと思いました。作者畑健二郎さんは今回の話の反応心配なんじゃないかなぁ。
では、いつものように書きます。

家族愛

昨日書き漏らしたことをすっかり思い出しました。第一話の話とのからみなんですよ。今回の話って第一話との関連じゃないですか。偶然だけどGJ!>畑さん
そもそも、この物語のスタートは「ハヤテ君の家族愛への嫉妬」なんですよね。単なるきっかけという見方もできますが、その後もくどいくらいハヤテ君が家族から愛されていなかったことを示すようなエピソードが語られています。くどいというか、人によっては不快に思うくらいにね。
漫画ではこういう設定は別に珍しくありません。ほら、あの異星人の女の子と鬼ごっこする話でも、主人公は両親から「生まれちまったもんはしょうがない」と言われてるじゃないですか。
今回の話でもワタルくんとサキさんが題材です。この二人も疑似家族ですね。<それだけかい
やっぱ西沢さんってこの漫画では異質だよなぁ。本当の家族なんだからなぁ。ハヤテのごとく!のメインテーマが家族愛って言う話ではないですが、ストーリー展開に微妙な陰を落とすことになるんでしょうね。
今回は、その西沢さんはもちろん出てないし、主人公はごくわずか、ヒロインはまるで出ていない、最近のしてきたヒロイン向きの美少女も出てこないという微妙なお話です。読者に受け入れられるんでしょうかね。えっ、だれか忘れていないかって??だれ?メイドさんメイドさんなら出てるじゃん。

誘拐

こいつらがまた出てくるとは思わなかったよ。まじで。この分じゃ電車の中でシスターにとどめを刺されたリストラ男もそのうちでてくるんじゃないの?
まじに突っ込むと、脱獄しようにもまだ刑務所には入ってないでしょう。一応日本が舞台なら裁判があるわけですから。実時間的には十分だけど漫画内時間的にはまだ三ヶ月くらいしか経ってないですから。

世代を超えた恋

この作品の基本設定として世代を越えた恋ってのがあります。ぶっちゃけそういうのはおおげさな年齢差なんですけれど、この作品の設定的にはって話。
2006/3/17に「モラル」っていうサブタイトルで書きましたが、ハヤテのごとく!の不思議なところに、「漫画なら許されるはずのことが許されないことになっている」っていうのがあるんですよね。
べつにさぁ、ハヤテ君がナギちゃんのことを好きになって、周りの人がそれを「ロリコン」なって全然思わないって言う設定でもいいじゃん!別に19才のおねーさんが13才の男の子をすきになったっていいじゃん!
いいとおもうのは、おれが年食ってるから??
だって漫画じゃん。そもそも。
この作品の登場人物たちには、微妙に現実社会での倫理観みたいなもの「モラル」があるんですよね。もしそれがなかったらこの作品は成立しないです。すぐに終わってしまう。
今回の話って例の第六十六話(七巻三話)ほどじゃないけど、結構せつない話ですね。シスターがなぜか恋心を抱いてしまった「子供」のワタルくんにキスしてもらう。でもキスをするってことはワタルくんにとってサキさんが大事な人ってことを意味している。微妙です。
にしても、登場人物が泣くことが多い漫画ですなぁ。六巻発売の時に一巻から全コマ見直して「泣きランキング」作ろうと思ったんだけどこらえ性が無くてやめてしまいましたよ。誰かやってくれないかなぁ〜<おまえがやれ

で結局今回畑さんが書きたかったことはなんだろう??

俺は、ただ単にシスターとサキさんの出会いを描きたかったんだと思います。バックステージでもそんなこと書いてましたよね。




ハヤテくんとナギちゃんの関係は、年下の女の子から年上の少年への恋心でしょ、ワタルくんとシスターの関係は、年上の女性から年下の男の子への恋心でしょ。で、その両方に「家族愛」ってのが立ちはだかってくるんだろうな。それだけじゃなくて同世代の少女同士の微妙な心の動きがあったりするし。そもそもラブコメ要素だけでは語れない作品だし。
あ〜もうわけわかんね!


昨日も長文だったんでこの辺でやめときます。おやすみなさい。

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