アニメで見てみたいと思った第95話



まずは公開私信。某掲示板の某板某スレでここを話題にしてくださった方がいました。おっしゃるとおり、西沢歩さんというキャラは好きですが、別に萌えているわけじゃないですね。そもそも子供の頃から何を読んでもその背後にいる作者を意識してしまう人だったので、キャラに感情移入して萌えたり、反感を持ったりとかはできません。ハンデだよなぁと思います。当然キャラ叩きはネタ以外ではしませんね。ネタではすることがあるかもしれません。安心して読めるってのは、女の子に「いいひと」と言われるみたいな感じで書いている方としては微妙ですが(笑)。


この日記で書いていることが妄想全開であることは俺自身もよーくわかっています。でも去年の11月に俺がここに書くのをためらっていた妄想を作者がバックステージで書いたってことがありました。なんでかわからなかったけど悔しかったですね(笑)。なんで書かなかったのかと思いましたね。妄想とはいえ、一応作品を読み解いた結果なのでそれなりに自信はあったわけですから。
先日作者のインタビュー俺の妄想の一つが事実認定されました。それをもってここに書いてある妄想の全てが合っているという証拠にはなりませんが、他の妄想の出発点となる妄想だったのでかなりうれしかったです。書いてはずしてがっかりするより、書かずに後悔することの方がダメージが大きい。
所詮は個人の趣味で書いている日記なので失う物はなにもありません。だからこれからも妄想を書いていこうと思います。
妄想の終着点は二つある。一つは物語の終わり、もう一つはこの物語が社会に与える影響です。二つ目が当たったときの方がよりうれしいかな。




さて、第95話。この漫画は俺が読むと一度は流して読めて二度目に忍び笑いが出てくることが多いのですが、今回は一発目で笑いました。今までもそういうことはあったけどちょっと笑いの種類が違うな。これは。電車の中で読んでいたらやばかったかも。どうみても不審者に見えます。どこで笑ったのかは追々。
ひいき目はあると思いますが、今のサンデーで連載されているギャグ系の漫画(異論はあると思うけど俺にとってのハヤテはギャグ漫画)では一番笑えるんだよなぁ。テンポが俺にあっているのだろうか?
長くなりそうなので一発更新しとこう。


ではいつものパターンで感想を書きます

今週の一コマ


2006/8/9に書いた91話感想を読み返してみました。何も書いてなかった。でも2006/8/10を読み返したら書いてあった。

美希さんの性格付けがまだわからんのですが、鋭いという設定ならここで何かを感じてしまうはず。

今回の話はお笑いメインですけど、こういうのをこそっと混ぜてくるよなぁ。美希さんの今後の位置づけが気になりますね。



ポイント

扉絵

マリアさんです。浴衣です。冬なのに。
制服で白皇学院に潜入したときには注目を浴びていたのに、メイド服では無視されていたマリアさん。浴衣だったらどうだったのか??

これはコスプレ漫画ですか?

何度も書いているし何度も思っているその疑問。ついにヒナギクさんまで本編で…。漫画でのコスプレってのはコスプレって言う言葉が無い時代から普通に使われていたよな。特にギャグ漫画では。瞬間的に服を着替えたりとか。別に読んでいて不自然に思うことは無かったもんなぁ。服もキャラも記号として認識していたからかな?

人形師ぜぺっどの趣味

よいご趣味をお持ちで(笑)。江戸時代にも「かかと落とし」ってあったんだ〜とつまらないところで突っ込んでみる。久しぶりに黒いハヤテ君も出てきたな。「ぜぺっど」の元ネタはピノキオですよね?

揺れるヒナギク

うーん。また切り戻してきたなぁ。どういう流れにするのか読めない。人それぞれ違う感想だとは思うけれど93話はきれいに落ちていると思ったですよ。恋ではなく強さに答えを求める女、ヒナギク。そのまま対決までは引っ張るのかと思ってた。95話で戻しますか…。ヒナギクさんの心の整理はついていないのね。いったい畑健二郎さんはそういう流れを考えているのか?よめねぇなぁ。
ギャグ漫画的な要素を使いながらストーリー展開をしていくこの方法は流行るかもしれませんねぇ。ハヤテのような緻密な複雑さを備えていないとかなり苦労しそうだけど。元が複雑だから、こういう複雑なエピソードを作れるんだろうな。

執事とSP

ナチュラルがコーディネーターに勝てない」ってのの元ネタがわからないので書いてからぐぐりますが、何となくニュアンスは伝わった。「SP=人間、執事=超人」ってことかなと思いました。
今週はハヤカレの中の人、仕事が多そうです。

虎鉄の本気

本気と書いてマジと読む。あんたはいったいどこの九能帯刀かと小一時間問いつめたい。いや九能よりも酷いぞ。男ってことがわかっているだろう。
ナギちゃんの「射殺の準備を」の言葉に「馬鹿にするな!」と返したのは面白かった。馬鹿にしているわけじゃなくて危険人物を殺そうとしているだけだから。一応仮にも主人公であるところのハヤテ君をこういう使い方をする予定は無かったんじゃないかなぁ。あの女装話が思った以上に好評で、その後も使うことにした様な気がします。
マリアさんがナギちゃんに「ハヤテを呼ぶな」と言ったのに、ハヤテ君を呼んだのはハヤテ君以外にはナギちゃんを助けることができないということですかねぇ。ナギちゃんの意見は常に無視されている(笑)

ナギはどこにいるのか

誕生会の会場近辺なんですかね。絵だけじゃわからなかったよ。

時をかける少女

ユーミンの声しか思い出せなくなっていることに気づきました。

サブタイトル、およびラスト5ページ

今日はこれだけでもよかったかもしれない。


サブタイトルの元ネタはわかる。アニメは見ていなかったけどカラオケで持ち歌にしている人がいたから。
でも、このサブタイトルはいつものように本編には関係がないと思っていた…
なんですか?これは?????
P166からのラスト5ページ。特にP168、P169。
おもしれぇじゃねーか!
馬鹿野郎!!
ハヤテ君はすごくかっこいいことをすごくかわいい格好でやっているし、ヒナギクさんは似合っているかどうか微妙な服でやけくそ気味にあの歌を熱唱。
ハヤテ君とヒナギクさんは極限まで恥ずかしがっているが、見ている方は盛り上がっている。ハヤテ君のバックの人たちが、ワタルくん、咲夜ちゃんを含めて口あんぐりなのが何とも言えず面白い。そしてバックにあの歌。


「これはアニメで見てみたい」と初めて思った。


権利関係処理して「あの歌」をバックで流し、画面2分割を使って二人の動きを歌に合わせて描写。歌が終わってヒナギクさんがポーズを取ると同時にハヤテ君もぴたっと止まる。
そして、来週の予告。
なにがなにやらわかりません。うわー、動く絵で見たいよ〜!話の流れを知っていても呆然とするかもな。
この場面は畑健二郎さんアニメの演出もしたいんじゃないかなぁ。『涼宮ハルヒの憂鬱』の「ライブアライブ」に影響を受けたんじゃないかと思いました。
ハヤテのごとく!はいずれアニメ化されるだろうし、されたら見たいとは思うけど、たぶん違う作品になっちゃうから実際見たら微妙な心持ちになるんだろうなと思ってました。アニメにすると面白そう!っていうエピソードもなかったし。でもこの一話はアニメで見てみたい。アニメの方がさらに面白くなりそう。でも、ここまで来るには最低一年は続かないと無理ですよね。ハードル高いなぁ。


ここはつぼに来ましたね。声を出して笑ってしまった。ヒナギクさんとハヤテ君、この衣装のまま戦うわけじゃないよなぁ。人形師の気まぐれでハヤテ君の衣装はもっと恥ずかしくなったりして…



人間関係アップデート

今回もメイン7人の間では特になし。美希さんのヒナギクさんへの感情、虎鉄君のハヤテ君に対する感情が表現されたかな?
虎鉄君の「好き」という言葉の意味はそう言う意味なのか別の意味なのか実はまだわかりませんけど。



まとめ

今まで書いた俺の感想を読んでいる方はご承知とは思いますが、この漫画を常にべた褒めしているわけではありません。バレンタイン話の二つ目なんかはあまり評価しなかったし。
最近の話は良くできてると思いますよ。特にギャグ漫画として。時には心理描写に特化した話があってもいい。それはそれで好きです。っていうかその心理描写部分がこの物語の根幹だとは思う。でも基本はギャグ漫画だと思うんですよね。単品で読んで笑える漫画。設定知らなくても笑える漫画。
日曜日に絶賛感想を書いたあずまんが大王が他の漫画では一番近いかなぁ。あれよりもストーリー分が多めでずっと複雑。いや、あずまんが大王は単純だからたぶん面白いのであってそれをもってハヤテの方が上ということは申しません。上とか下じゃなくて、うーん、さっき書いたことと矛盾するようだけどジャンルが違うんだろうな。そうとしか思えない。


ハヤテはジャンルで言うとノンジャンルとしか言いようがないな。あずまんが大王もノンジャンル。架空世界での日常を描いて読者に切なさを与えるラストが呈示される。うーん、そう考えると似ているかも(ハヤテのラストは妄想だけど)。


うまくまとまらない。
この漫画で絵から躍動感を感じたのは初めてです。自分で描けもしないのにえらそうなことをいいますが、最初の頃とは比べ物にならないくらいうまくなっていると思いました。
バレンタイン話一回目のような切ない物語が作れることはわかっている。ただそれだけでは週刊少年漫画誌の連載を続けることは難しいと思うんですよ。ギャグセンス(これは少なくとも俺には合っている)、動きの描写(頭文字Dまで行けとはいわないけれど)、いろいろな性別、年齢層のキャラクターの描き分けなど、引き出しをたくさん作っとかないと厳しいでしょうね。なんせ、俺の予想が正しければむちゃくちゃ長期の連載になってしまうと思いますから…
明日は感想二日目というよりコミックス8巻発売前日の話題かな?金土の二日間くらいは8巻の話題でひっぱることになるでしょうね。たぶん。


ハヤテのごとく!主要関連記事
2005/11/27 「トゥルーエンド」
2006/8/7 勝利宣言
2006/7/31 物語性についてのメモ(その1)2006/7/31版



人気ブログランキング