第96話 待ちぼうけ
- 作者: 畑健二郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/09/15
- メディア: コミック
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ハヤテのごとく! 物語終了のXday予想投票
思いつきから熱い想いまで、なんでもかまいません。所詮は読者の妄想です。お気軽に投票してください。
- 2.ハヤテのごとく!という漫画をこれから読もうとしている方に向けた案内文を書いてみました。
この漫画をまだご存じない方 初めて読む方への推薦状
翌日の記事に書いたように、「タイトル、文章、内容、構成などをそのまま流用して商用を含む全てのメディアに出典を明記せずに転載してもOK」とした、根拠のない自信がある記事なので読んでくださるとうれしいです。
追記:また忘れていた…
ハヤテのごとく!感想リング at はてな 登録・退会自由、無料です。ご登録お待ちしております。
では、今週の感想など
今週の話はファンの評価が分かれそうですね。はっきり言って評価が低い人が多そう。こういう納め方をしてくるとはなぁ。伊澄はどうした!?ワタルとサクの新カップルはどうした!?などなど、納めきれなさそうなこのエピソードの伏線が多数有る。まだわかりませんけれど・・・
なんとなく96話まで来てしまいました。100話目前です。ナギのぶっ壊れた漫画は本当に掲載されるのでしょうか?
今週もいつものように一コマとポイント、人間関係、まとめという感じで書きますが、ポイントを先に書いてから一コマにします。
ポイント
前回までのあらすじ
さらに縮んだスカートにも構わず
ちょっとうけた。
虎鉄君の位置づけ
すっかり変態キャラになっていますが、もしかすると意外と重要なポジションにいるのかも。今まで出てきた執事は、クラウスさん、咲夜ちゃんの執事、伊澄ちゃんの執事、ヒムロ君、野々原君という、抜けていることもあるけれど基本的にはハヤテ君より執事スキルは上と設定されている人たちでした。主人公が一緒に成長していく仲間という少年漫画的にありがちな設定の登場人物がいなかったわけで。ハヤテ君より気が利かない執事というのは漫画的に使い道が多そうです。
ナギちゃんの迫力
本編読まずにここ読む人はいないと思うので。まぁそういうことです。蹴り一発で超人であるはずの執事をしとめ、睨み一撃でそんな力を持っていないのに呪いを無効化する。さすが大金持ちのお嬢さまは迫力が違う。
ヒナギクさんにとっての決着
この話の見た目のハイライトはここですね。物語は着実に終わりに向かってます。ハヤテ君とヒナギクさんのラブコメは来週か再来週で終わりそうです。
と思ってしまいますが、たぶんそうはならないんじゃないかなぁ。
予想の斜め上、というより別次元に行っちゃってるよ。これ。
ヒナギクさんの心の内を考えると、一度自分の中で割り切ったけど、言葉の持つ別の意味に気がついてどちらの意味か計りかねているという微妙な状況。問題は、そのヒナギクさんの心を惑わせている文章に隠された意味を読者は知っていると言うことです。漫画も小説もひっくるめてですが、読者の方が登場人物より多くの情報を持っているって状況にはなかなか慣れませんね。恋愛感情以外に二人のこれまでの人生というのが絡んでくるのでより複雑化されています。
えらそうな物言いをすれば、作者のお手並み拝見という感じです。予定では物語はまだ続くわけで、物語終盤にさしかかる前にラブコメ要因としては強力なヒナギクさんというキャラクターを退場させるとは思えないです。いや、それをやらないとは言い切れないですけど。これがうまくいったらわかりやすい形で「爆弾処理」もするかもしれませんね。
待ちぼうけ
ハヤテのごとく!が「少女(を主人公とした)漫画」ならばここは重要な見せ場というか、もうクライマックスでしょうね。上で書いたように、心が揺れ動いている少女が一人待っている。そこにそれをすっかり忘れていたひどい男がやってくる。実際ひどいですよね。もう。ヒナギクさんのファンは怒るんじゃないっすか??
せっかく夜の生徒会室で二人っきりになったわけですが、読者とハヤテ君は切実な会う理由が無くなってしまったことを知っています。ヒナギクさんはそれを知らない。誕生日プレゼントを渡すために呼び出したということにするんでしょうか?
なんにしろ、もし、ハヤテのごとく!という漫画が
ハヤテ君主人公、ヒナギクさんヒロインのラブコメ
ならば、次号予告に
次号クライマックス
と書いてある方が自然です。で、来週は「次回作にご期待ください」でしょう。読者は、打ち切りなのか自然終了なのか想像をたくましくするところです。でも、この作品はそうじゃないんですよね。次回は落としてくると思ってるんですけどねぇ。
素直に話が流れればヒナギクさんの過去話をハヤテ君が知るというイベントあると思うんですけど。まず、本当に二人っきりなのか…今回登場しなかったマリアさんが絡んでくるとか…発信機ついていればハヤテ君がどこにいるのかわかるし。
なんか、やっぱり主人公ハヤテ、ヒロインヒナギクの話に見えてしょうがない。その方が全然わかりやすいよなぁ。それでも何年か連載引っ張れるんじゃないのかなぁ。
95話と対になる話
先週のバックステージにあったこの言葉の意味がわからん。強いて言うならば先週が「動」今週が「静」か。難しすぎるよ…畑さん…。あれ書いている時点でもうこの話はできあがっているんですよね。きっと。予定変えたって言うのならわかるんだけど…
今週のバックステージで何を語っているのか楽しみだったり怖かったり。
今週の一コマ
ヒナギクさんの葛藤が見た目のハイライトなら、隠されたハイライトはこれしかありません。
ナギちゃんがまた一歩踏み出しました。ぱっと見「ナギちゃんがラムちゃん化した」と思ったんですが他の読者から見るとどうなんでしょうか??
今までハヤテ君がいないところでこういう表現をすることはありましたが、今回はいる目の前でですからね。恋愛感情という意味ではとっても内気な少女であるナギちゃんがとっさにこういう事を言ってしまったってのは物語的に大きなポイントになります。
しかし、その言葉を受け止めるはずのハヤテ君にはおそらく伝わっていないう設定になります。おそらく彼は「お嬢さまには命を助けてもらっているし借金も肩代わりしてもらっているからこのくらいのことを言うのは当然」と思ってしまっているんじゃないでしょうか。背後に恋愛感情があるとはみじんも思ってない、子供なんだからまだそう言う感情は芽生えていないと思ってるんじゃないですかね。
この言葉を聞いた上でハヤテ君はヒナギクさんが待つ生徒会室に向かいました。来週の話でマリアさん、さらにはナギちゃんも絡んでくるとすると「爆弾処理」も済ませてしまうのかもしれません。
なんせ、もうすぐ節目の100話ですから。畑健二郎さんがその前に問題を解消させたいという想いを持っていても不思議はありません。
人間関係アップデート
うーん。動きは無いな。登場人物が新しい情報を手に入れると言うこともないし。一コマでのナギちゃんの言葉をハヤテ君が受け止めていれば事情は違うんですが、まだそれはわからないし。