大量買いの心理

ハヤテのごとく!という漫画が気に入ってネットで情報を集め始めた頃に驚いたのは、大量買いする人の存在です。私自身も収拾癖はあり、同じ物を2つ3つと買うことがままあるのですが、同じ本を何十冊買うという状況を目にして驚きました。
食料品だとか消耗品を大量買いすることはよくあります。買ってから結局駄目にしてしまったりしまい忘れて「店の戦略にのっちまった」とへこむことが多いです。しかし、本の場合はそれをする理由が見あたらない。
読むための一冊と保存のための一冊があれば、収拾癖があっても十分満足できます。なのに、なぜ大量買いをするのか?
このネタをいろいろなところで目にして、この漫画の異常性を感じたってのもありますので(その後他の漫画でもままある現象だと言うことを知りましたが)ちょいと考えてみました。
大量買いの実例
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/4176/log-05-03.html
http://gansaku.hp.infoseek.co.jp/webcomic/hayatenosiire2.html
http://d.hatena.ne.jp/Hurry-W/20060915


まず言えることは、失礼な言い方になるけれど「ロジカルな行動」とは言えないのかなと。言い換えると、自分の損得勘定では決してできない行動だと思います。私も同じ本を2冊以上うっかりかってしまうこともありますが、大概読んだことを忘れていたとか、もっているのにどっか行ってしまったとかしょうもないが理由です。
店によって異なる特典を集めるために何冊も買うという理由もあると思いますが、どうもそうではなく、同じ店で何冊も買い占めることがトレンドのようです。
読む用、収集・保存用に必要な冊数以上に買うというのは、他の人に貸す、あるいは差し上げて気に入ってもらいたいという心理と、作者や作品への忠誠心を見せたいという心理なのかなと思います。そして、今の時代、それを実際に他の見知らぬ人に知らしめることができます。おそらく、今までも大量買いというのは様々な人が行っていたのではないかと思います。しかし、個人がネットで情報発信することができるようになり、不特定多数にそれが知られるようになっただけなんじゃないですかね。
かくいう私も他の人に貸す用にもう一セット買っとこうかななどと思い始めています。