ペットの需給マッチングのために…

「崖っぷち犬」 捨てられる予備軍、何匹も 徳島
前に書いた話ですけれど、あの崖から飛び降りた犬に「飼いたい!」という人が殺到するのはあたりまえ。ああいう時の犬ってほんとに可愛く見えるんだから。しょうがない。
反響を受けての

「お近くの施設にも保護された犬はたくさんいます。その犬たちを助けてください。絶対この犬である必要はありません」

という反応もあたりまえ。もらい手が無い犬や猫はあふれています。ところがなぜか犬や猫をほしがる人もあふれている。需給がマッチしていないんですよ。
うちでは前に飼っていた犬が天寿を全うしてしばらく寂しい日々が続きました。雑種が欲しかったので…。ペットショップでは売っていない。結局出会いを待つしかなかった。
ある日ミニコミ誌でボランティア団体が主催している里親探しがあるのを見つけて利根川渡って茨城まで行きました。今の犬はそこで見つけました。
条件はそれなりに厳しい。まず里親探し会に足を運ばなければだめ。ボランティア団体がやってくれた狂犬病ワクチンの費用を払う*1。ボランティアの人が家までやってきて犬猫が飼える状況なのかを確認。避妊手術を受けさせる誓約をする。そんな感じです。でも、本気で犬を飼いたいと思っている人なら気になる手間ではないです。


実際に現地に行かなければならないというのが一番の問題。やっぱり動いている犬を見るとどの犬も可愛いんですよ。その姿を見せれば元々犬を飼いたいと思っている人はやられちまうとおもうんですよね。
崖っぷち犬が人気になったのはテレビニュースで動画が流れたせいだと思います。静止画だけだったら人気にはならなかったと思います。


でね、せっかくいい時代になったんだから動画使ってペットの需給マッチングしたらいいんじゃないかなぁと思った。マッチングサイトを開設してYoutubeとかに動画をアップロード。それを見て飼いたい人がコンタクトをしてその後はオフラインで話を進める。ボランティア団体側からの条件はうちがもらった時と同じ物で良いと思います。すでにやっているのかなぁ。
まずは静止画ではなく動画。さらに今は地域それぞれでWebサイトを立ち上げているのを統一化。それだけでずいぶん状況変わると思います。


たった今思いつきました。ペット里親探しの全国版リンク集を作ったらそれだけでも需要があるのかもしれません(笑)。うわ、完璧サイト内2匹目のドジョウ狙い(笑)。大変そうなのでアイディアパクってやってもらってもいいですよ。俺よりデザインセンスがあって情報整理能力が高い人はたくさんいるでしょうから。
追記:早速色気出して検索してみたら既にたくさんあった。でも情報の集積度がイマイチ。新機軸が打ち出せそうなら企画記事を書くことを考えてみます。


崖っぷち犬をほしがるのは「偽善」だとは思いません。ただ単に動画にやられて萌えちまっただけなんですよ。どんな犬猫でも動画見せれば萌え狂う人は大勢いると思いますよ。特に子犬と子猫はね。見ているだけで一日飽きないから…。

*1:猫の場合はこれはないのかな?