高野山まで洗車に行った

12/25の夜出発で12/27の未明までと言う強行軍のドライブをしてきました。遠かった。遠いとは思っていたけれどこれほどまでとは…。

出足から躓く

松戸から西に向かう時にどこから高速道路に乗るかというのは大きな問題です。素直に行けば四つ木から鬼のような車線変更で6号向島線、小菅ってのもありだけどだったらまだ四つ木の方が車線変更的に楽、両国箱崎が混んでいて葛西レインボーが空いている場合はC2外回りに乗っかるという手もある。さらに千鳥町まで降りていってそこから快適な湾岸で行くという方法もあります。
今回は出る時間が早かったと言うことがあって首都高がまだ渋滞をしていました。やむなく都心まで一般道を走り外苑から乗るというプランを立ててみました。
しかし、いきなり大ミス。ツーリングマップル忘れた…

やる気半減ですよ…。
ナビはついているけれど、細かい地図は紙で見るのが一番。やっちまったぜ…。
都心に着いた頃には環状線はそこそこ空いているようなので結局代官町から乗ることにしました。今回は行きは中央道、帰りは東名で行こうと決めていました。首都高から中央道は快適。

技、その1

ETCという便利な機械をつけています。これを付けているといろいろ割引制度があるんですよね。ネットで調べて中央道で一番リーズナブルな方法を探しました。一宮御坂で降りるといいみたい。
てなわけで、今回もいったんインター降りて乗り直すという不毛なことをしてみました。途中笹子トンネル付近で雪がちらついていましたがおおむね天候は良好でした。

寒い

夜も更けてきたことだし諏訪湖SAあたりで仮眠を取ろうと思ったのですが、寒い。0℃。これはたまらない。もう少し進んでから寝ることにしようと思いましたね。
道路情報で、座光寺PA付近で大型トラック横転との情報。その手前の駒ヶ岳SAで確認したところ渋滞は無いようだったので突っ込んでいきました。そしたら…。横転というか…。外に転がり出ていた…。ニュースになっていないようなので大事故では無いんだろうと思いますが…。無いと思いたい。
恵那山トンネルを抜けて岐阜県中津川へ。その先にある恵那峡SAで仮眠をとることにしました。このときだいたい2時くらいでした。諏訪湖よりは暖かいとはいっても5℃くらい。十分寒かったですが毛布とダウンジャケットをかぶって眠りました。

愛知の道はすばらしい

今回のテーマは走ったことのない道を走ってみたい!ということで、出来てから日が浅い東海環状自動車道で東名方面に向かいました。この道がなかなか快適でして…。トヨタさんいい仕事です。えっ!?違うって(笑)。陶磁器を焼く窯の煙と土取場が目立つ道でした。
途中、第2東名合流予定地からは片側3車線。さらに快適になります。まだ寝起きだったので刈谷PAで給油を兼ねて早めのレストを入れました。

湾岸初制覇

関東に住んでいるのですが、東京湾岸はまだ全線走破していません。大阪湾岸なんか行ったこともない。まさか最初の湾岸全線走破が伊勢湾岸自動車道になるとは…。
この道も将来の第2東名。すばらしい道です。景色はともかくとして広くて快適。

東名阪

しかし、東名阪にはいるといきなり快適度が急落します。渋滞はしていませんでしたが東京近郊同様の交通量で片側2車線。名古屋の近郊路線だからいたしかたないですね。亀山PAで遅めの朝飯。カレー食いました。量が多かった。

名阪国道

今回の旅のハイライト、名阪国道です。前に通ったのは長崎の帰り、真夜中でした。今回は昼間。かなり走りやすい道でした。とはいえ、天理の急坂は4速に入れてスピードコントロールしたくなる気分でした。いい道ではあるんだけど…。
天理のシャープの工場が目立ちました。なるほど、天理と亀山って車だと近いのね。

西名阪

地元の人が読んだら嗤うかもしれないですが、道がわからんので西名阪にそのまま乗って法隆寺ICまで行きました。途中天理PAでレスト。このあたりになると疲れてきていて休憩頻度が跳ね上がります(笑)。

高田・五條・橋本

ここからが長かった。県道を南に下って高田へ行き、そこから国道24号線をひたすら進む。片側1車線の昔ながらの道。町中ではそこそこ混んでいて時間もかかりました。
橋本で左に折れて紀ノ川を渡ります。その橋本橋でABS作動。何だかなぁと言う感じです。

高野山への道

ナビは国道371号線を指示します。しかし、その道はやばいという予備知識がありました。なので普通に国道370号線で山登りにかかりました。そこそこ広くてそこそこ勾配がゆるいいい道でした。夜になると地元の走り屋さんが出没するのかなぁ。そんな感じのみちでしたよ。

金剛峰寺参拝

高野山エリアにはいると民間の駐車場が。「これより上有料」とか書いてありましたが無視して金剛峰寺の目の前にある駐車場に向かいました。
…無料じゃん…
それほど広い駐車場ではないので、休日は混雑するんでしょうが年末の火曜日はさすがにガラガラ。全く苦労なく車を停めました。
金剛峰寺は圧倒的な存在感。車も無い時代によくぞ山奥にこんな物を…。すごかった。
この頃から微妙に雨が降ってきました。

奥の院参拝

寺務所で行き方を聞き、奥の院に向かいました。中の橋と言うところに駐車場があるとのこと。ついてみたらそこも無料。広くはないので休日は混雑するでしょうね。
駐車場からは墓場を通る参道を15分くらい歩きます。墓場には有名企業の慰霊施設や、歴史上の人物の墓などがあります。驚いたのは法然上人や親鸞上人のお墓まであったこと。違う宗派なのに…。うちのお寺さんは法然上人の浄土宗なのでお参りしておきました。豊臣家の墓もあって行ってみたんですが、こけそうになった…。つかれているといろいろなことが起こる。
奥の院はほんとに奥という感じ。かつては女人禁制だったそうですが、今は入れます。荘厳な雰囲気があるいいところです。ただし、建物は金剛峰寺とは違って近代的な鉄筋コンクリートだと思われます。

閑古鳥

一通りの参拝が終わって駐車場の前にあるおみやげ物屋に入りました。バイトっぽい女の子たちがひまそーにしてました(笑)。高野山エリアは聖地と言うこともあり、また火災が怖いと言うこともあって禁煙です。おみやげ物屋の中は数少ない喫煙ポイントでした。
その店は酒を売っていなかったので、道すがら酒屋を探して右往左往。狭い道沿いに商店が並んでいるので車を停めるのに苦労しましたよ。休日に来たらどうにもならなかったな、これは。

ダウンヒル

藤原拓海くんが操るハチロクだったら飛んでもないペースで下っていけるような快適な道です。上りは4速キープ、下りは3速キープで走れる道と言えばなんとなくイメージがつかめるでしょうか?勾配もカーブも急すぎず緩すぎずと言う感じ。地元ではないので遠慮して速い車をよけて走りました。俺って偉いなぁ(笑)。

橋本・五條・八木

山を降りると外は雨。もともと時間があれば紀伊半島を突っ切ってみたいとか思っていたんですが全然無理。さらにそれがダメなら牛のふるさと松阪に行ってみたいなと思っていたんですがそれも無理。全然おもしろみがない。行きと同じ帰り方をするのは悔しいのでちょいと違う道に行って見ました。
五條の市街を抜けた後で国道24号線から国道370号線に入り、その後国道169号線を使ってみました。しかし、はまった。国道370から169に入るところでナビに惑わされて道間違えました。大淀町というところの市街地を道を探しながら走る迷惑な他県ナンバーの車になってしまった。
なんとか国道に復帰することができ、その先に道の駅があったのでレスト。何にもなかったけれど10分くらい脚と背筋を伸ばしました。この頃になるともうぼろぼろです(笑)。
国道169号線は24号線よりも走りやすいかもしれないくらいいい道でした。まっすぐ行くと大和八木につきます。途中飛鳥を通りました。こんなところにあるんだなぁと言う感じ。
大和八木の市街地は混むような気がするのでバイパスを迂回。そういえばこないだ調べた奈良県の免許センターがこの辺だったような気がするなぁなどと思いました。どうでもいいことですけれど(笑)。
行きにも思ったことですが、奈良県の道は千葉県の道に似ているような気がします。狭いのに妙に交通量が多いところとか、右折レーンが無いところとか、時差式信号が多用されているところとか、唐突に町中に入るところとか。

夕方の渋滞

国道24号に復帰して西名阪郡山ICを目指しました。別に天理IC目指して高速代けちってもよかったんですけれど、何せこの辺は酷道の名所らしいので、他県ナンバーが迂闊に入っていってもいいこと無いだろうなぁと思って一番安全そうな道を使いました。
ところが…。大渋滞。
ナビではまだ出来ていなかった橿原バイパスとの合流とその先でめちゃつまってました。知らない道だとこういう時に車線の読みが出来なくてつらいです。右側にいたら高速に乗れなさそうな感じになって慌てました。幸い車線変更かませましたけれど…。ここだけで30分くらいはまったかなぁ。今回の旅唯一の渋い渋滞でした。
西名阪に乗るところで不穏な動きをしてしまった。大阪行く車線と名古屋行く車線がよくわからなかった。交通量が無かったので怖い思いはしませんでしたが肝を冷やしました。天理PAがあったのでここでも休憩。\400払って休憩したようなものです…。

僕の記憶の中の名阪国道

R25は2本有ります。普通に通るのは行きも通った名阪国道、しかし、その旧道、俗称「非名阪国道」も存在しています。
参考:あなたの酷道・険道レベル
普段の私なら喜んで非名阪に行くところですが、もうすでにくたびれてしまっていたので、帰りも普通の名阪を通りました。しかし、名阪国道もつらかった。決して走りやすい道ではない。可名阪国道であっても、良名阪や優名阪ではない。つらかった。
まずは天理の登り坂。まぁこんな感じかなと。ただ、雨がものすごく強くなってきて車にたたきつける音が金属音になりました。怖いよ。とっても怖いよ。
そして、登りきるあたりで今回の旅で最も恐ろしい経験をしました。
トラックを抜こうと追い越し車線に入り緩い左カーブを走っていたその時!
対向車線のトラックから水を浴びせかけられました。
完全に視界が失われました。
怖かったよ…。マジで見えなかったよ。記憶の中のカーブのイメージをたどってハンドル切っていたよ。怖かったよ。心臓弱かったら止まっているよ。マジで。

プリペイド給油

行きに見かけた宇佐美の看板。どうせ給油するならプリペイドで安くなる宇佐美にするかと言うことで帰りに関ICで降りて行ってみた。面白いですねぇ。名阪のガソリンスタンドは。IC降りるところに入り口があって乗るところに出口がある。サービスエリアのスタンドなんかよりよっぽど使いやすい。前に行ったアメリカのフリーウエーみたいな感じ。

東名阪・伊勢湾岸

亀山ICで東名阪に乗り御在所SAで夕飯。何食べたっけかなぁ。えーっと。焼肉丼だったような気がする。とにかくなんか食べた。道は空いていていい感じ。そのまま伊勢湾岸通って東名に入りました。この頃雨はさらに激しさを増していました。

第2東名の必要性

東名がひどいことになってました。決して渋滞はしていない。でも、異様に車が多い。雨が激しくてみんなスピードを出せなかったってのもあります。にしてもすごかった。まさに物流の大動脈。途中どこかの小さいPAで休んで本線を見ていたら、国道6号よりも遅い流れでした(笑)。こういうのみると「第2東名は必要不可欠なインフラなんだな」と思ったりしますが、「今の東名を全線3車線に拡幅するだけでかなり違うんじゃない?」という思いも捨て切れません。
新しい道路作るのではなく、鉄道貨物へのモーダルシフトって選択肢もあるでしょうけれど、事実として、今の東名はいっぱいいっぱいです。人口が減れば物流もそれに比例して減るのでしょうか?いや、むしろ増えるような気がするんだけどなぁ。

鰻を買いに浜名湖

帰り道、東名を選択したのは鰻を買うためです。前に浜名湖のSAで買った鰻がうまかった。今回入ってみると前とは品揃えが変わっていました。微妙。もしイマイチだったらもう買わない。

技、その2

休み休み走って沼津を越えると帰ってきたなと言う実感がわきます。で、0時回っていたので帰りも試しました。裾野ICタッチアンドゴー作戦。これはすばらしい。裾野ICってまさにこうやってくれと言わんばかりの構造です。自分の前後にも同じ事をやるトラックがたくさんいました。

海老名から東京へ

海老名で最終休憩。空いてました。もう家にいるような気分。集中豪雨のおかげで車がぴかぴかになっていることに気づきました。洗車機に入れていたのと変わらない様な状態だったんだなぁ。
そこで最後のイベントが。
ドアを開ける勢いで車のキーを放り投げてしまった(笑)。どっかの漫画で見たことがあるような状態ですがわざとではなく天然。探しに探しました。10分くらいはかかったかな?
タイヤの下に隠れてましたよ。びびりました〜。人間疲れていると思いもかけないことをしてしまうんですね。
横浜町田ICを越えるとトラックに変わってタクシーが目立つようになります。やつらカットビ過ぎです。雨は小康状態になっているとは言え速すぎ。もう一度都心に行って客拾おうって言う魂胆なんだろうけれど事故るぞ!。
高速3号渋谷線はタイミングベルトを切った嫌な思い出が有る道ですが何事もなく通過。タクシーは六本木やら霞ヶ関やら銀座やらを思い思いに目指しますが、私は環状線北回りで箱崎両国へ。交通量は多いけれどそれほど混んでいるという感じではなかった。
そして最後の関門堀切JCT。ここは結構怖い。6号向島線右側から分岐してC2外回りにいったん合流してから一番左に振って降りなきゃならん。慣れていると言えば慣れていますがいつ通ってもやな感じです。

いつもの国道6号

四つ木からはいつもの道。「松戸高速」と呼んでいるところに来るとほんとにほっとします。夜だから松戸隧道の渋滞も無いし。




家に帰ったのは朝の3時。ビールかっくらって寝ました。
本当はもっと無茶したかったんですがこんなもんでしょう。次の長距離ドライブはいったいいつになるのやら。