NHKスペシャル"グーグル革命"の衝撃 感想

見た。一番電波が入るところで何とか見れた。細かいところまでは映らなかったけれど感想は書けるくらいに見れた。カテゴリ変だけどなにかの感想は基本このカテゴリにしているのでこれで行く。
それぞれが密接にからみあってますけれど、いくつかのテーマがあると思います。

1.検索、生活をGoogleに依存する

2.検索が企業の生死を握る

3.検索結果をコントロールする

1.についてはまぁね、俺自身検索に頼っているわけで…。収入は得られてませんけれどね。ええ。べたべた貼り付けているのに全然ですよ…。ただ、後でも書くけれど、日本の場合若干事情が違う。Yahooも強いですから。Googleだけに頼っている人もいればYahooだけに頼っている人もいる。それ以外の検索エンジンを使っている人も当然いますが、シェアが大きいのはこの二つ。二つあるというのが日本とアメリカの違うところ。
2.について。私は検索結果を信じて行動すると言うことはないです。真剣に欲しい物だったり知りたい情報ならばスクロールの手間を省くことはあり得ない。むしろ、軽く情報を見たい時には1ページ目しか見ないという行動をとります。しかし、そんな行動はしない人も多いわけで…。
ご自身でWebサイト持っていてアクセス解析やっていればわかりますよね。1ページ目に表示されるかどうかってのはものすごく重要な問題。トップ表示だとごっそりアクセスを手に入れられる。それは実感しましたよ。
しかし、この番組では重要なことは隠しているわけで…。一つは検索キーワードの見つけ方。広告で高値がついている言葉は当然検索頻度が高いと思われますが、その他のキーワードの検索頻度ってのは情報があるんでしょうか?検索エンジンによっては公開しているのである程度あたりを付けられますが、Googleの場合は今まで見たこと無い。
もう一つは、検索キーワードを入力した人が何を求めているかを考えること。これは検索エンジンマーケティング(SEM)会社任せにはできない部分かもしれないです。このサイトは営利目的ではなく趣味でやってますけれど、それがたまたま当たったことで毎日そこそこたくさんの人が来るようになったんですから…。興味ある人は2006/8/29の記事を…。とあえて不親切な誘導をしてみる(笑)。どうせ誰も興味ないだろうからいいや…。
自分でサイトやってなかったら今日の番組見て「なるほどそうか」と思うだけだったんでしょうね。自分でやるってのは本当に勉強になる。日本の業者の場合相手がGoogleだけじゃないから余計に大変。むしろYahoo最適化を主にやっているんじゃ無かろうかと推測してます。
最後に検索結果のコントロール
これがあるから怖い。
やるかやらないか、法的にOKかNGかではなく、できてしまうと言うのが問題。この点ではアメリカよりも日本の方が健全です。一点集中していないから。とはいってもシェアが大きいのはたった2社だけ。地雷と言われていますけれど、国産検索エンジンを作るというプロジェクトに意味はあると思います。そして、それはおそらく経済的にペイする物でないから国が主導するというのも間違いではないと私は思ってます。国が主導すると検索結果がゆがめられるという心配は当然あるでしょう。しかし、幸運なことに他にも検索エンジンは存在しているのです。問題なのは、一点に集中することです。ある程度分散すればそのリスクを軽減することが可能になるのです。