128話感想 いくら何でもやりすぎだろう…

さて…。携帯からも何度か更新しましたが…
これは………


といいつつもそれ以外にも濃い話をついつい書きたくなる128話の感想です。

表紙

駅のキヨスクで普通に買おうとして、ちょっと大げさに言うと
「さ…………………んでー」
みたいな反応をしてしまった。


ドンビキです。


まじで引いた。
9巻の巻末にある綾崎ハーマイオニーのプロフィールにこんなことが書いてありました。

僕の尊敬するまんが家さんが「まんが家は読者が引くくらいのことをしなくてはダメだ」と言っていた

ええ、そうでしょうとも。それはわかりますよ。
でも、
「出版社は読者が引くくらいのことをしなくてはダメ」
とは言っていないぞ(笑)。
小学館やりすぎです<褒め言葉
火田くんもう好き放題できるんじゃないか?出版社は覚悟決めてるぞ(笑)。


学校や職場で読む人のことは配慮してくれたようですが電車の中で読むサラリーマンのことは配慮してくれなかったのか。

執事通信

宣伝集ですね。

週末神保町で買う予定。
ハヤテのごとく!

ハヤテのごとく!

週末秋葉原で買う予定。発売日に何とかがんばって買う予定。
読み切り版の情報が11巻2刷の帯にあって、それを紹介したらたくさんの人が来ましたが記事の旬はたった2日でした。むなしいぜ(笑)。やっぱ何年も持つ記事の方がいいや(笑)。


ハヤテのごとく! 01 [DVD]

ハヤテのごとく! 01 [DVD]

宣伝を兼ねたアニメのあらすじ紹介と今後の予定。縁起物だし最初くらいは買おうかなぁ。いやね、アニメオリジナルキャラってアニメのスタッフが考える物だと思っていたんですが違うのね。びっくり。そしてその翌週に空気読まずに遺産の話ですか。
もしかすると来週西沢さん実質初登場するかもな。こないだのネコミミオンリーと見せかけて使用人みたいなパターンは今後もあり得ます。

次号予告

今度はトランプかい。どうしようかなぁ。

青春学園

読者も出版社もやりすぎです。IT戦士のあの記事を思い出したのは俺だけだろうか?


さて、ここから本編感想

なんと12日も進んだ

実質2ページ目。今週はいつもより4ページも多いんだ。表紙も含めてだけどね。
表紙から続く漫画ってはじめて読んだかも。斬新だけど…。やりすぎだ(笑)。
詳しくはまとめでもう一度。

扉絵

シラヌイ、久しぶりだな。マリアさんは普通だけど、ハヤテとナギの表情がなんかあれです。
DSでゲームになるんですか。ハードから買わなければならないのでハードル高すぎです。カードゲームが出ることは情報ありましたけれど買わないだろうなぁ。比較的快調って何と比較しているんでしょうか?まさかあれとか。

仮想今週の一コマ

廃墟になった動画研究部。詳細はまとめで…。

ポイント

特になし。
強いて言うならば、クラウス久しぶりだなって感じか。子供ハヤテの手に貼ってあった絆創膏はきになった。そうそう一つあった。

インフレーション理論

一昨日読み終わった本にシンクロしている。

はじめての〈超ひも理論〉 (講談社現代新書)

はじめての〈超ひも理論〉 (講談社現代新書)

わからないなりにわかった気になるいい本でした。インフレーション理論の問題点が超ひも理論で解決するみたいな話が最後にあってさぁ。覚えていた。こういう先端科学の本って門外漢にとってはもはやフィクションに近いです。面白いです。そのうち感想を書いてみようかなと思っています。

まとめ

唐突ですけれど、とにかく悔しい。こういう展開は読めていた。今週こういう話になるというのではなくてですね、こういう構成になることは読めていたはず。「スーパーハイブリッド構造」とかいう言葉を作れるんなら読めたはずなんですよ。なのにこうなるとはみじんも思っていなかった。いや、違うな、こうなる可能性はあると思ったけれど本当にこうなるとは思っていなかったって感じか。


何を一人で悔しがっているかというと、動画研究部の廃墟です。これが『ハヤテのごとく!』の場合自然にできるんですよ。もともとが細かいストーリーが絡み合ってできているから、そこに外部のストーリーがすんなり入り込めるんです。それに気づいていたのに気づいていなかった。もう何書いているかわからね〜(笑)。
ハヤテのごとく!』ってのはね、漫画とか作品とか物語とかいう言葉では言い表せない。難しく言うと「システム」です。もっとわかりやすい表現は「ゲーム」です。
私はこのゲームのプレーヤーは畑健二郎さんだけだと思っていました。でも違った。アニメのスタッフやノベライズする小説家もプレイヤーです。さらに、2次創作している皆さんもいつのまにかプレイヤーとして巻き込まれているんです。『ハヤテのごとく!』はそういう何でも取り込んでしまうブラックホールみたいな物です。
じゃあ、私とか感想を書いている人は取り込まれていないのか?と問われれば…取り込まれているのかな?
「割れ目でポンでいうところの井出名人のポジション」と言えばわかってもらえるでしょうか?あのカメラの位置にいるはず。だからちゃんと読めばプレイヤーよりも状況を飲み込めるはず。ジュンカラなのに手がかかるとか言う光景を目にすることができるはず。
たとえ話がわかりづらいですかそうですか。
とにかくね、『ハヤテのごとく!』は何でも飲みこむ。ルールは簡単。その時点での設定を逸脱しなければOK。そこから分岐してもOK。つまりはなんでもあり。逆に畑さんは他の人が切り開いた分岐した道を使うこともあるでしょう。それでも戻れるんですよ。マルチシナリオシングルエンディングですから。


何が怖いってそれを意識していない読者の方がまだ多いってこと。自分ではそうと気づかないうちに「こういう構造でないと満足できない人」になってしまうんじゃないかな?ハヤテを読むと今までの物語が全て単純きわまりないお話に見えてしまいます。


なかなか進まない物語を他のメディアの力を借りて進ませようとしているんじゃなかろうか?実際今週12日も進んだし。もうわけわからねぇ。
おかしいなぁ。結論がでて、この漫画ではもう何があっても驚かないだけの根性がついたはずなのに今週はかなりショックをうけちまったよ…。こんなはずでは…。




今日はこの辺にしましょうか?
早く寝よう。まだ具合がいまいち。








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