読書感想文の書き方 すらすら書ける魔法のことば(小学生向け・せっぱつまっている中学生・高校生向け)
今では趣味で読書感想文をこんな日記に書いていますけれど、自分が小学生の頃、読書感想文の宿題が出ているといやでいやでしょうがなかったですね。本を読むのは好きだったから読書感想文書くのがいやなわけじゃなくて、「宿題」がいやだった。特に夏休みのはね。ほんとうにいやだった。
この記事は夏休みの終わりに読みに来る人が一番多いと思います。自分は学校の先生をやっているわけでもないし小学生の子供がいるわけでもないので悩んでいる皆さんがどういう気持ちなのかはわからないのですが、もしかしたら役に立つかも知れない読書感想文の書き方を書いてみようと思います。
そもそもなんで読書感想文なんか書かなきゃいけないの?
と思う人も多いはず!私だって子供の頃そう思ってましたよ。私は読書感想文を書かせる理由は本を読ませるためだと思っているんですよね。読んだ証拠として読書感想文を提出させているだけなんじゃないかなぁと思っています。
大人になった今思い出してみると、子供の頃読んだ本の記憶なんて全然無いです。でも、文章がどういう意味なのかを読みとる力は本を読めば読むほどつくと思います。
読書感想文の場合、課題図書みたいなやつから選んで読まなければならないことが多いと思うのですが、本当は何の本を読んで感想を書いてもいいと思います。私は漫画でもいいと思っているし、一部のゲームでもいいと思います。とにかく、読めば読むほど自分では知らず知らずのうちに文章の意味を読みとる力はつきます。
といわれても…。どう書けばいいの?
ねぇ。難しいですよね。そりゃそうです。ネットで読書感想文の書き方検索しても読んでみた後で「で、どうすればいいの?」って聞きたくなるようなサイトが多いもんね。だったら無料でパクれるサイトの方がいいよね。でも、本当にそう思う?先生だってネット見ているよ。簡単に検索できるサイトは先生も読んでいると思った方がいい。
パクるより簡単に書ける方法があればそっちの方がいいよね。そもそもパクれるサイトの文字数が多すぎたり少なかったりしたら使えないもんね。
私は思ったことをそのまま書いて原稿用紙を埋めればいいと思っています。なにもコンクールで入賞したいわけじゃないんだからさぁ、原稿用紙が埋まればいいんだよ。
とかいわれても、どうやって原稿用紙を埋めればいいのかわからないよ〜。という人だっているでしょう。そんな人のためにこの記事を書いたんです!。
読書感想文がすらすら書ける魔法の書き出し3つ
- 「おもしろかった。(改行)」
これは魔法の言葉全部に言えることですが、一番大事なのはこれで1行埋まること。1行埋めるのって大変じゃないですか。
読書感想文を書かなきゃいけない本を読んで、「おもしろい!」と思ったら題名と名前を書いた後にこの言葉を原稿用紙に書いてみましょう。そして、どこがおもしろかったのか?何でおもしろかったのかを書いてみます。気がつくと原稿用紙がそこそこ埋まっているはずです。
- 「つまらなかった。(改行)」
「おもしろかった。」と同じ書き方をしてみましょう。でも「おもしろかった。」よりは難しいと思います。つまらない本の感想を書くのはつまらないです。おもしろい理由よりもつまらない理由を見つける方が面倒です。つまらない本のつまらないところを探すのって全然楽しくないです。
先生や親御さんには怒られるかも知れないけれど、私は正直な感想を書くことが大事だと思います。おもしろいかつまらないかなんて人それぞれなんですよ。自分がつまらないと思った物をおもしろいなどと書く理由はありません。
- 「さいごまで読めなかった。(改行)」
これ魔法の言葉として紹介しちゃっていいのかな?でも魔力は一番強いと思います。こんなこと書いちゃっていいの?と思った人は使わないで下さい。使うのなら怒られる覚悟をしてくださいね。
使い方は同じです。さいごまで読めなかった理由を書けばいいんです。その理由が難しそうだと思うでしょう?でもね、技がある。何で読めなかったのか、その理由を書いてしまえ!例えば夏休みどこかに行っていたから読めなかったのかとか。それって読書感想文じゃないでしょ?先生には怒られてもう一度書けって言われるかも知れないよね。でも宿題しめきりの引き延ばしはできる。
そしてそして、もしかすると自分に意外な才能があることに気づくかも知れません。このやり方で、ものすごく面白い作文を書ける人もいると思います。
細かい技
そんな感じで書いてみて原稿用紙を埋めても、足らなかったりオーバーしちゃったりすることもあるでしょう。そんなときの裏技集だ!
- 「だ」調「である」調と「ですます」調
私は文章にその3つをまぜこぜにする癖があるんだけど、普通はどれかに統一しろって教えられているはず。それを逆手にとって、文章が短くて「だ」調で書いていたときには「ですます」調に全部変えちゃってみてください。いきなり長くなります。逆に長すぎて「ですます」調だったときには「だ」調に変えましょう。いきなり短くなります。その中間が「である」調です。「ですます」調で極端に長くなりすぎたり「だ」調で短くなりすぎたら「である」調を使ってみて下さい。
この日記には文字数制限無いけれど、短くしたい時や長くしたい時にはこの方法を実際に使っています。
- 「。」ごとに改行
手を抜いたことが目立ちますけれど効果的。これでかなり長くなります。言葉を工夫したり「、」をたくさん入れたりして「。」が行の頭に来るようにするとより効果的です。逆に長すぎる時には改行を減らしましょう。短くなります。
段落をどこで区切るかはすごく難しいです。私がこの文章を書いている時も悩みながら書いています。なので不自然な場所で区切っても別に恥ずかしいことはありません。大人だってできないんですから。
- 行開け
最終兵器かも。
こんな感じ
例えば「おもしろかった。」の後に一行開けてみます。変ではないです。むしろ「おもしろかった。」が強調されていい感じです。それと同じように行を開けられるところがあるかを探します。あったら前後1行開けてみます。そうすると自然と原稿用紙が埋まっていきます。違いますね。埋まってないけれど先に進んでいきます。
文章の途中で空白の行を入れると、そこで切れた感じがします。そして、前後が切れていると強調された感じがします。そういう効果を狙ったことにしちゃえばいいんです。
まとめ
あせらせるようですいませんが、この日記まで読みに来るのは相当せっぱ詰まっている人が多いんじゃないですかね?(笑)
追いつめられているのなら、いい物を書こう、先生や親に気に入られる物を書こうなどという考えは捨てちゃって下さい。とにかく原稿用紙を埋めましょう。埋める方法なら上に書いたようにいくつかあります。
読書感想文のコンクールに応募するんだったら話は違いますけれど、宿題を、特に一番楽しいはずの夏休みに出されてしまった宿題をクリアするためだけに書くんだったらそれで十分。
読書感想文を書くことが勉強になるんじゃなくて、読書感想文を書く前に本を読むことが勉強なんですから。本を読まないんだったら何を書いても同じだし、本を読んだら何を書いても同じ。気に入られようが怒られようが原稿用紙が埋まっていればいいんです!
そう考えれば気持ちが楽になりますよ〜。