読書感想文の書き方 何をどう書くか?(中学生・高校生向け)

読書感想文の宿題いやですよね。いやだったです。自分が子供の頃本当にいやだった。なのに今頼まれてもいないのに自分の日記に読書感想文を大量に書いています。
たぶん読書感想文がいやだったんじゃなくて宿題がいやだったんです。書かされていると思うといやになるんです。人間ってそういうもの。
でも、いやでもクリアしなければいけない。どうやってクリアすればよいのか、それがわからないという人もいらっしゃると思います。
ネットを検索してもそういう人の役に立つ記事がほとんどないんです。無い物は自分が作るしかないです。でも、役に立つ記事になるのかどうかは自分では判断できません。それを評価するのは読んで下さるみなさまです。


このパートは文章を読む訓練はある程度できているという前提で、即効性がある対策よりどういう本の感想を書けばいいかという切り口で書いてみます。
プライドが許さないかも知れないですが、即効性がある対策を望んでいる方は小学生向けの記事を読んでみて下さい。


それでは行きましょう!
読書感想文の書き方 中学生・高校生向け!!

最初のアドバイス

親なり先生なり評価してくれる人に気に入られる読書感想文を書こう!…と思うのはやめましょう。
コンクールとか応募するためにこのサイトを読みに来たのかな?たぶんそういう人はこんなところに来ないでしょうね…。とりあえず宿題をやっつけたいんですよね。だったら気に入られる必要はないです。どうしても気に入られたかったらあらすじだけの読書感想文の方がいいかもしれませんね。それを書くなら名著のあらすじだけが読める本が本屋にあるので買って参考にしましょう。もう少し工夫するなら、あらすじ本買って目を付けた場所だけ本当の作品を読んでみる。そして本編にしか書いてない言葉を引用してみたりする。そうするとまるで全部がんばって読んだかのような感想文ができあがるかも!?
でも、そんな感想文書いて楽しいかなぁ…。せっかく書くんなら楽しく書きたい人もいるんじゃないかなぁ…。

2つ目のアドバイス

「コピー自由」とかの触れ込みのサイトから本当にコピーするのはやめましょう。特にグーグルとかヤフーの検索で上の方に出ていたサイトからはやめた方がいい。なぜなら…。ネット使ってる先生たちだって多いでしょ?目立つサイトに何が書かれているかはわかってるよ、たぶん。だから、そういうサイトを活用するなら、二つか三つ見回ってみて、それを少しずつ使ってうまいことつなげるくらいのことをした方が安全だと思う。人それぞれ得意不得意があるけれど、私の場合そんな面倒なことをするくらいなら自分で書いた方が楽だとおもっちゃうな。

3つ目のアドバイス

短い作品を題材にしましょう。読む時間というのはどうにもならないです。短縮のしようがない。読むスピードには個人差はありますけれど、短い作品の方が短い時間で読めるのは当たり前です。ただし、一つだけ注意。明治以前の日本の小説と翻訳小説には注意しましょう。短くても読みづらくて長編以上に時間がかかる場合があります。お薦めは…などとあまり書きたくはないのですが…。芥川龍之介作品。ただ、感想は書きづらいんですよね。困ったことに。とはいっても、別にその作品を研究するわけじゃないんだから。このサイトにサンプルがあります。別のパートで紹介してます。

4つ目のアドバイス

もしどの本の感想を書いてもいい場合でも、漫画とか推理小説とかSF小説とかライトノベル、そして新書、さらには話題になったベストセラーなんかはやめておいた方がいいです。
このサイトではいろいろな本の感想文を書いているけれど、一番書き甲斐があるのは漫画です。名作といわれている本も含めいろいろと読んでみたけれど、その漫画を越える作品は見あたらない。しかし、世間一般的には「たかが漫画」と言われている。今の時代なら理解がある先生も多いと思いますけれど、理解がない先生だった場合は、最悪書き直しさせられる可能性もある。しかも漫画とかの感想文の方が名作の感想文書くよりも簡単とは言い切れない。意外と苦労するかも。私はむしろ難しいと感じています。宿題をやっつけたいだけなら最初から先生を含む大人が知っている名作を選んでおいた方がいいです。もちろん、自分のポリシーを貫くために漫画とかの感想を書きたい!という場合は止めません。そういう人はそもそも名作の感想文なんか書こうと思えばさらっと書けちゃうと思いますしね。
推理小説SF小説ライトノベルなんかも一般的にはまだ格下と思われています。たぶん。その割に感想を書くのは難しい。なのでやめておいた方がいいです。
新書をやめておいた方がいいと思うのはですね…。新書って著者の政治的な立場や宗教的な立場が強烈に出ている本があるんですよ。そういう本を読んで感想を書きますよね。そうすると大人は「そういうものにかぶれている」と勝手に思ってくれます(笑)。評価する人がそういう立場の人だったら仲間と思われ、それに反対する立場の人だったら敵だと思われてしまう。迷惑な話です。やめておいた方がいい。ただ、それを承知の上でやってみたいのだったら止めません。そういう根性がある人は止めたところでどうせ書くんだし。
あっ、あなたがとある立場の人で自分の立場を理解してもらいたいと思っているのなら別ですよ。でもリスクはあります。いわれのない迫害を受ける危険すらあります。迫害することが世間的、法律的に許されないことであっても迫害されるのは他ならぬあなたです。たとえ補償は受けられても迫害されたという事実は消えません。これもたぶんそういう人ならその程度の覚悟は持っているから書かなくてもいいかなぁと思ったんですが念のためね。
最後にベストセラー。これは手近にあった本でやっつけ仕事で書いたと思われがちです。読んで面白い本も少ないしね。ああ、すいませんそれは私の勝手な感想です。

5つ目のアドバイス

申し上げづらいのですが…。「簡単に読書感想文が書けます!」などという宣伝文句が書いてあるサイトを見つけてもあんまり期待はしない方がいいです。営業妨害とか言われそうで怖いんだけど…。簡単じゃないですよ。簡単に書ける人にとっては簡単なんだろうけれど簡単に書けない人にとっては簡単じゃないよ。簡単に言うと、「簡単に書くのは難しい」ってことです。わかりづらい言い方ですね。すいません。このサイトの中の人の芸風です。
そういうサイトには、そのサイトの方法で書いた読書感想文のサンプルがある事が多いです。それは参考にできます。でも、その方法を他の作品に応用するのは大変なんですよ。そういう応用能力がある人だったらものすごく役に立ちますけれど世の中にはそれができない人もたくさんいるわけでして…。私もそうです。自分なりの方法でないとうまく書けません。そういうサイトは、「こんな方法があるんだ」という事を知るために読んでください。もし自分でも簡単に書ける方法が書いてあるサイトを見つけたらとっても運がよかったと思って下さい。
たとえばこのサイトの小学生向けの記事なんかそうなんですよね。いえ、自分ではマシな方だとは思っていますよ、もちろん。簡単に書ける系のでは実用的だと思います。比較的大勢がこのやり方で書けるようになるんじゃないかと思っています。だから記事として載せたわけで…。しかしその方法も自己流で怪しいです。誰もが書きやすいと思える方法ではないはずです。それほど多くの作品には適用できないかもしれません。たった一人でも本当に困っている人の参考にはなればいいんですけれど…。

まとめ

小学生向け、中学生・高校生向けとわざわざ書いたのは実は検索エンジン対策です。ヤフーとかグーグルでこのキーワードで検索する人が多そうな気がして(笑)。なので内容的にはどの学年向けということはないです。使う漢字や言葉で多少気を遣ってはいますけれど。


自分が中学生・高校生の時、読書感想文を書くなんて本当にかったるい作業でした。まさかそれを趣味としてやるようになるとは当時は思っていなかったです。
コンクールに応募するためや先生に気に入られるための書き方を指南しているサイトはあるみたいですけれど、とりあえず宿題としての読書感想文をどうクリアすれば良いのかという視点で書かれている「読書感想文の書き方」は意外と少ないと思います。私はそこに大きな需要があると読みました。それに対応する文章を自分なりに書いてみました。


この記事が役に立つのか役立たずなのか、評価するのは読んでいるあなたです。それと同じで、読書感想文を書くのもあなたです。あなたが思ったことをそのまま言葉にすれば良いだけなんです。


最後に大技紹介。
このサイトの記事を読んだ読書感想文を書いてみるとか…。すいません。やめておいた方がいいです。書き直し食らって恨まれるのはいやだ…。