このサイトにアップロードされている読書感想文の実例と解説(偉そうなことを言ってお前は書けるのか?)

さてさて、続いてはお待ちかね、このサイトにアップロードされている読書感想文とその解説です。
まずは一般論としてどういう書き方があるかという話から…。短いです。本当です。

1.言葉尻をとらえた感想

私は多用する方法なんですが、中学生高校生にはちょっと厳しいと思います。何のかんの言って年を重ねているってのは大事なんですよ(笑)。役に立たない物であっても知識はそこそこ増えるし、読んだ本の絶対量も違うはず。なのであまりお薦めはできないです。
私が書いた感想文の実例だとこれがほとんどだと思うんですよね。中学生高校生なら、知っている言葉を捕まえるよりも、知らない言葉を調べる感想文の方が書きやすいと思います。書いていて結構楽しめると思いますしね。

2.思ったことをそのまま書く

難しいですよ。これは。
本ってのは同じ作品ならどの本にも同じ言葉の羅列が印刷されています。ところが読んだ感想ってのは人それぞれなぜか違うんですよね。その違いは読んだ本人にはわからない。他の人がどう思ったのかと照らし合わせないとわからないです。ということは、あなたが本を読んで思ったことをそのまま書けば、ものすごくユニークな感想文ができあがっているってこともあるわけです。
簡単そうですよね。でも、難しい。思ったことをそのまま文章にするのって俺にもできないよ…。でも、もしかするとそれができる人の方が多数派なのかも知れないので書いておきます。

3.あらすじを書く

あらすじをまとめる能力ってのも確かに存在します。私にはそれが欠落している(笑)。なので、あらすじだけの感想文ってのもあながちバカにはできません。むしろ先生受けはこの方法で書いた感想文の方が良さそうな気がしますよ。


ここからお待ちかね!実例集です

実例集

自画自賛すると、日本一の読書感想文サイトかもしれないです。脈絡の無さではたぶん日本一。数はそこそこ多いですがここから掘り出すのはもう大変。自分でも大変。もしかすると何回も全然違う感想を書いている本も見つかるかも!?
正直言うと記事カテゴリ「読書感想文」では余裕で100越えていますが、その中で宿題の参考に出来そうなのはせいぜい数十だと思います。

小説

読書感想文を簡単に書ける方法を提案しているのにその方法で書いた感想文がこの日記に一つもなかったので、つい最近書いてみました。内容は濃いめです。あまり参考にはならないかもしれません。

作中に使われていた「浦山しい」という言葉に引っかかってみました。ATOKの変換では「羨ましい」と出てきます。これがその時代の表記法なのか、漢字の誤用なのか、あるいは何らかの効果を狙っているのかってことだけを書いても原稿用紙数枚の感想文になると思いますよ。
なお、樋口一葉作品自体は、文語調の作品なので中学生にはちと難しいかも知れません。私は読むのに何日もかかりました。かといって読まずに書くと「良く読めたな」とか先生に突っ込まれるかも。

2006/12には普段絶対読まない名作系の感想文を大量にアップロードしました。今のところ一番人気は羅生門です。

感想文を書くためだけに読んで自分では面白いと思えなかった本の感想です。そういう意味では参考になるかも。たぶん課題図書に指定されることが多いと思うんですよね。

何のかんの言ってこのサイトを読みに来る人が増えたきっかけはこの記事だったし…。ライトノベルの感想なら簡単とか思うと痛い目に遭いますよ。

名作シリーズの中では樋口一葉作品の次に面白かったかも。

本当に気に入った本の感想を書くのは難しいことを痛感しました。

新書

根がブラックな人間なので人によっては不快に感じる表現を使っていますがそういう感想文もあるということで。

書いた時には漫画系の記事に埋もれてしまいましたがそれなりにがんばって書きました。

砂糖を例に挙げる以上、コーヒーも当然。私はコーヒーの方が面白く感じました。

その世界に興味があり、ある程度の知識を持っている人が書いた感想文の例です。

怖い本。読むべき。読書感想文書かなくてもいいから読むべき。

ノンフィクション・実用その他

読書感想文を書こうとしている人が、参考にするために読むことを意識して書いた感想文です。ポイント羅列型の記事にしました。たぶんこのサイトにアップロードされている読書感想文の中で一番参考にしやすいと思います。

とは言ってもかわいいもんはかわいい。

漫画

漫画をなめてはいかん。

言葉尻を捉えた感想文の例。

漫画みたいなくだらないもの読むんじゃないなどと言っている人は間違えている。というか私自身間違えていました。漫画の感想を書くのは大変です。