お薦めの作品紹介!

最初にお断り。インターネットで無料で公開されている作品があります。著作権が切れている作品を対象としているのでそこを読んではいけないという話はないし、そのプロジェクト自体には大きな意味があると思っていますが、読書感想文を書く時には紙の本を買った方がいいです。
なぜなら、解説などがついているから。
解説はね、良くできた物だとほんとにありがたいですよ。それに読書感想文を書く時のとっかかりがそこから見つかることがある。もっというと解説だけ読んで読書感想文が書けることだってある。なので、古本屋で買って回し読みでもいいから紙の本を読みましょう。その方が絶対楽です!


ではここからお薦め本!全てこのサイトに感想文実例有り!



ものすごくお薦め。こんなに感想文書きやすい本はない。ただ、そのためだけに読むんじゃもったいないけど…(笑)。
この本の感想に関して言えばこのサイトの記事は参考にしてもらえるんじゃないですかね。あそこに書いてあるポイント、たぶんあれだけじゃないとは思うんですけどね、のどこかに絞って書けば原稿用紙何枚か埋まるはず。
中学生も高校生ももしかしたら小学生でもそれぞれが自分の感想を持つことができると思います。お薦め。もし課題図書みたいなのが無いのだったらこの本を選ぶといいと思います。ちょっと高いけどね。

実例

『オシムの言葉』 とにかく読んでみよう



羅生門・鼻・芋粥・偸盗 (岩波文庫)

羅生門・鼻・芋粥・偸盗 (岩波文庫)

青空文庫 羅生門
青空文庫
青空文庫 芋粥青空文庫 偸盗羅生門』『鼻』『芋粥』は日本の古典を題材とした短い小説です。作者が突然出てきたりしてなかなか面白いですよ。そういうところにポイントを置いてみると他の人とはひと味違う感想文ができあがると思います。
短いし、内容が古典を独自解釈しているので感想文書くのは実はつらかった。本当なら古典の原典にあたるべきでしょうがそこまでしたら面倒ですよね(笑)。
この本は中学生に向いているかな?高校生だと「手抜いたな」と思われちゃうかも。そのくらい短い小説。でも、深い。

実例

芥川竜之介著『羅生門』なに?このカオス??
芥川龍之介著『鼻』今も昔も個性は大事
芥川竜之介著『芋粥』かなわないから美しい…夢
芥川竜之介著『偸盗』魔性の女



にごりえ・たけくらべ (新潮文庫)

にごりえ・たけくらべ (新潮文庫)

青空文庫 たけくらべ
読むの大変ですよ。まじで。なので本が好きでない方にはお薦めできないです。この本は感想文書くために読むよりも味わってほしい。特に女の子に。
中学生には厳しい。高校生でも厳しいかも。ある程度本を読み慣れている人じゃないとたぶん無理。というか私にも無理でした。でもがんばって読めば面白い。そういう本。

実例

樋口一葉著『たけくらべ』いつまでも読んでいたい



こゝろ (角川文庫)

こゝろ (角川文庫)

青空文庫 こころ
えーっと、お薦めしておいていうのはなんなんですが、私自身はツボに来なかった小説です。ツボに来ないってのは言い換えればイマイチ気に入らなかったって事です。
書き方としては、恐らくほとんどの人が最終章の「先生と遺書」にポイントを置いてくると思うんですよ。そこをあえて「両親と私」に目を向けてみる。ここだけでも感想文が書けると思いますよ。で、短い(笑)。
私がこの本を読んで感じたのは「深く読むのなら『両親と私』を読み解かなければいけないんだろうな」ということなので、ここにポイント置くと面白い感想文が書けるんじゃないかな?
中学生も書けるけれど高校生により向いているでしょうね。

実例

夏目漱石著 『こゝろ(こころ)』 筆者の底が割れます



  • 臼井隆一郎著『コーヒーが廻り世界史が廻る』川北 稔著『砂糖の世界史』

コーヒーが廻り世界史が廻る―近代市民社会の黒い血液 (中公新書)

コーヒーが廻り世界史が廻る―近代市民社会の黒い血液 (中公新書)

砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)

砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)

『砂糖の世界史』という本の感想を求めてこのサイトに来る人が多かったのですが、両方読んだ結果私は「コーヒー」をより強く薦めたい。面白いです。感想文のとっかかりになるポイントもたくさんある。どこに引っかかってもなんかしら書けそう。
『砂糖の世界史』ってもしかしたら課題図書なのかなぁとか思ったんですけどどうなんですかね?その感想文も書いてあるのでリンク貼っておきます。
『コーヒーが廻り世界史が廻る』は高校生向けかな。『砂糖の世界史』は中学生から十分行けて小学生でも書けるかも。

実例

川北 稔著『砂糖の世界史』いやいや読むのはもったいない
コーヒーが廻り世界史が廻る



  • 梅尾良之著『新しい電池の科学』

新しい電池の科学―高性能乾電池から燃料電池まで (ブルーバックス)

新しい電池の科学―高性能乾電池から燃料電池まで (ブルーバックス)

もはや感想文書きやすいとかそういう話ではなく面白い本を薦めてますね(笑)。最近出てきたオキシライド乾電池ってありますよね。その仕組みって知ってますか?そんな話が書いてあります。理系指向が強いけれどまだ本格的には学んでいない中学生高校生にお薦めします。自由研究のネタにもできそうです。

実例

梅尾良之著『新しい電池の科学』



ニッポンの犬 (新潮文庫)

ニッポンの犬 (新潮文庫)

ふざけているわけではありません。ほんとに。もしこの本を読んでびしっと感想文書いてきたら私は一目置くね。意外と深いですよ。なのに中学生から十分感想文書けます。挑戦する人はいないかなぁ。

実例

『ニッポンの犬』 かわいいだけではない日本犬



愛のひだりがわ (新潮文庫)

愛のひだりがわ (新潮文庫)

根幹部分でブラックな小説ですけれどさらっと読めて切ない読後感が得られる良作です。感想も書きやすいと思います。

実例

愛のひだりがわ






ここから下はいろいろな意味で感想文書かない方が良かったり、中学生高校生のうちには読まない方が良かったりするけれど、本として、作品としてお薦めしてもいいかなと思える本たちです。



車輪の下 (集英社文庫)

車輪の下 (集英社文庫)

この本を中学生高校生が読むのは危険すぎます。こんな物課題にしてはいかんですよ。なので、課題になっていても極力あらすじ本などでクリアして下さい。
いい本ってのはね、人を作る力もあるけれど、人を壊す力も持っています。だから時代を超えて生き続けているんです。

実例

ヘルマン・ヘッセ著『車輪の下』読むな!!



核兵器のしくみ (講談社現代新書)

核兵器のしくみ (講談社現代新書)

いい本です。特に文系野郎にはとってもありがたい。とはいえ高校で理系文系関係なく学ぶ程度の理科の知識は必要かな。それに核兵器を扱っているので思想信条の話と結びつくといろいろとね…。読んでもいいけれど感想文書くのはやめた方がいい。しかし読むべき本ではある。

実例

『核兵器の仕組み』現代人に必要な知識



にごりえ・たけくらべ (新潮文庫)

にごりえ・たけくらべ (新潮文庫)

青空文庫 にごりえ
たけくらべ』以上に読みづらいかも。『たけくらべ』は主人公が少女ですが、『にごりえ』では大人の女です。感想書きづらいと思いますけどどうなんだろうなぁ。女の子だったらさらっと書けるのかもしれない。女の子が書くこの作品の感想文は私が読んでみたい(笑)。

実例

樋口一葉著『にごりえ』 ツンデレ娘の胸の内…



  • 石橋克彦著『大地動乱の時代』

大地動乱の時代―地震学者は警告する (岩波新書)

大地動乱の時代―地震学者は警告する (岩波新書)

私と同様地理や地学に興味がある人にはお薦め。そうでない人も大人になったらぜひ読んでもらいたい本です。東海地震の歴史やメカニズムを詳細かつ簡単にわかりやすく解説しています。地理好きだったら楽勝だろうけれど中学生には厳しいのかなぁ。いい本ですよ。

実例

大地動乱の時代



チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)

チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)

ものすごく暗い話。感想文書くには向いていないと思う。ただ私がそう思うって事は面白いって事なので意外と感想文書きやすかったりして。何言ってるかさっぱりわかりませんね(笑)。

実例

チョコレート工場の秘密



涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

いわゆるライトノベルです。私が評価する立場ならこの本でいい感想書いてきたらそれだけで評価高いんだけどねぇ。ちゃんと読むと深いですよ。いい本です。でも感想書くのは難しい。

実例

『涼宮ハルヒの憂鬱』その危険な世界観



量が多いので最後にリンク
この記事を読んでいるのは読書感想文目当てでこのサイトに来た人ばかりだと思いますが、このサイトはほとんどの読者にとって『ハヤテのごとく!』感想サイトなんですよね(笑)。読書感想文に向いていない理由とか小難しいこと書こうと思ったけどやめた。また長くなるし。まだ読んでない人は漫画喫茶ででも読んでみて下さい。もしかすると何かに気づくかもしれません。
完結していない作品の感想文はそれじゃなくても難しいですから。やめておいた方がいい。

実例

ハヤテのごとく! トゥルーエンド
ハヤテのごとく! 初めて読む方への推薦状
「スーパーハイブリッドコミック『ハヤテのごとく!』(暫定版)」
『ハヤテのごとく!』が拓く物語の新千年紀 「スーパーハイブリッド構造」とは何か?


ハヤテのごとく! 1 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 1 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 2 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 2 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 3 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 3 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 4 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 4 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 5 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 5 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 6 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 6 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 7 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 7 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 8 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 8 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 9 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 9 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 10 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 10 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 11 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 11 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 12 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 12 (少年サンデーコミックス)