西村寿行氏、死去
バイオレンス小説の第一人者、西村寿行さんが死去
肝不全か…。何かハードボイルドな生き方を想像してしまう死因です…。
ご冥福をお祈りするなんて言う言葉は薄っぺらく感じるのでなんかいや。本当に故人の事を思うのなら作品を読み返すべきでしょう。しかし、西村寿行作品はそれほど手に入りやすいとは言えません。そして、今私の手元には氏の著作が一冊もありません…。
流行作家の宿命といえばそれまで。実際俺だって一度読んだっきりであらすじすら思い出せない小説が多いです。まだ中学生か高校生でお金がなかったから図書館で借りて読んだ本がほとんどです。だから、作品紹介をしようとしても検索して思い出しながらになってしまいます。ぬるいファンです。
ニュースの見出しには「バイオレンス小説」とありますが、俺の印象はファンタジー作家です。暴力が支配する架空の世界で紡ぎ出される物語が淡々と綴られていたような記憶があります。
Wikipedia を見たのですが印象に残っているあらすじと作品名がどうしても結びつきません。きっと手当たり次第に読まないと思い出せないのでしょう。
そんな中で唯一鮮明に覚えている作品だけ紹介して終わりにします。
『蒼茫の大地、滅ぶ』です。
- 作者: 西村寿行
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1984/06
- メディア: 文庫
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