作中の血縁関係

Como el viento racheado 三千院家・愛沢家の家系図を書いてみました シスター・ソニアについて
この漫画は割と秘密にすべき設定を先にバラしてしまうので、今まで出された材料を「ミスリード」である可能性を排除して考えるとシスターは三千院家と血縁関係があるという結論になります。
答えがどっちであっても難しいのはそれが物語とどう関係してくるのか???
三千院家の遺産の行方は物語の要素の一つであることは間違いないのですが、主人公であるハヤテがそれを直接は受け継げないことが序盤というかほとんど連載開始当初の初期設定という形で明かされてしまっているので逆に難しい。
私は直接の血縁ではないマリアさんが受け継ぐことになるんじゃないかなぁと思っていますけれど、妄想の域を脱するほどの証拠があるわけではないです。ただ、その流れはきれいだなぁって程度です。


この漫画のコアは、遺産がどうなるのか、借金がどうなるのか、って所だという見方もできますが、それがラブコメ部分と深く絡み合っているので難しいですよねぇ。どうあがいてもそっちの話には関われない西沢さんもいるし…。


もう一つわからないのがそれが解決するタイミングです。普通の漫画や小説ならエンディングで解決することは誰の目にも明らかなのですが、解決した後の物語があるような気がしてならないんですよ。それが解決して初めてラブコメの方がうまくまとまるようになるんじゃないかなぁ。


145話で初めて主人公に目的らしい物があることを示唆されたので徐々にではありますが物語は動き出して行くと思います。その物語の先に何があるのか、というよりも、この漫画の場合は、物語を淡々とこなして過ぎゆく日々の先に何が待っているのか、と言った方が当たっているような気がしますけれど、数少ない隠された設定が鍵を握っているのかいないのか、それすらもわからないのがこの漫画ですね。