俺には漫画が好きな人におかげ様ブラザーズを布教する義務があると思うんだ

このサイトの読者の少なく見積もって8割を占めるはずの漫画やアニメが、特にハヤテのごとく!が好きな皆様。こんにちは、tanabeebanatです。
普段は空気を読まない記事を書くようにがんばっていますが、珍しく思いっきり読者を意識したやつを書いてみます。
昨日十数年ぶりに「おかげ様ブラザーズ」というバンドのライブに行って来ました。大阪ではそこそこ有名らしいのですが東京在住のファンはたぶん非常に少ないです。しかし、濃い。
俺は妄想するんですよ。彼らが今の時代にあの曲を発表していたら、今を生きる人たちにも絶大な人気を博したのではないかと。メディアに露出するすべを持たず、流通もしづらい作品群が今の時代だったら良いか悪いかはともかくネットで流通します。今だったら電波には乗せることができないあの歌も、店では売ることが出来ないあの歌もより多くの人に聴いてもらえるんじゃないかと…。


残念ながら私の手元に音源はさほどありません。散逸してしまっています。なので、言葉だけで彼らの音楽を伝えることを試みてみます。




何でも茶化す。おもしろがる。それが彼らの歌です。茶化す対象は何でもあり。特に普通はさわらないところにさわります。
かってに改蔵さよなら絶望先生の羅列ネタ、ハヤテのごとく!のそれよりは毒が少ないネタなどを見て「ギリギリ」だなと思うことありますよね。あれはギリギリをついているんです。
おかげ様は違う。アウトです。どう見てもアウト。これはいけない!
様々なジャンルの音楽をパロディにした曲。これはまだ全然OK。ライブでは特定の個人を揶揄することもあるけれど笑えるレベル。
政治系のネタ。これもやばいけれど可愛い物です。人種差別を笑い飛ばしたり、「北」の遠い国に連れて行かれた女の子の話を歌ったり…。あっ、ちなみにここで書いている歌はだいたい15〜20年くらい前に作られた歌なので念のため。
そして、病気。これはちょいとやばいだろう。しゃれにならない人だっているだろうにと余計なことを考えてしまう。
犯罪、インモラル系。かなりやばい。そして、大概そういう歌は曲がいい。思わず口ずさんだら性癖を誤解されたり人生が終わるかも知れない危うさがあります。
とどめは宗教ネタ。著作権の問題クリアしたとしても歌詞を書くことが出来ません。歌詞には固有名詞はでてこないけどさぁ…。どうみても…。


もちろんそういうやばい歌ばかりではなく、普通の歌も歌います。ライブではショートコントとしゃべりが2割、曲が8割くらいの比率でしょうね。俺は行ったことがないけれどお笑いのライブに近いのかも知れないですね。電波に乗せられないネタをライブではやるみたいな…。でもたぶん違うところがあると思います。
それは、一体感。
みんなで普段は表で口に出せないようなやばい言葉を曲に乗せて叫ぶ。この感覚はたまらんですよ。




とまぁつらつら書いてみたけれど実際に聞いてみないと、特におかげ様の場合はライブ行ってみないとわからんよね。音源がネットに無いかいろいろ差がしてみたけれどあったのはYouTubeの「人間ポンプ」だけ。雰囲気はわかるかも知れませんが誤解をされそうです。なのでリンクはしません。


いろいろ検索していて「音楽業界って案外狭いのかもな」と思いました。おかげ様ブラザーズの曲を主に作っていたスマイリー司。今は劇団の音楽監督をメインでやっていて、忙しいスマイリーのスケジュールに合わせて今回の復活ライブの日程が決まっていったとかいう噂はさておいて、2002年から2003年に放送されたアニメのエンディングを作ったらしいんですよ。で、そのオープニング曲と作中音楽を担当してのがアニメ版ハヤテのごとく!の音楽担当田中公平さん。見つけてびっくりした。まぁ当然私はこのアニメのことを知らないのですが知っている人は知っているのでしょう。って当たり前だ。
Wikipedia OVERMANキングゲイナー
スマイリー司名義ではありませんが…


書いているうちにさっさと昨日のインプレッションを書きたくなったので尻切れトンボになりますた。やっぱ俺の力では言葉で伝えることは無理だったなぁ(笑)。


SAMPLE

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X-GUN

X-GUN

LIVE

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この中ではLIVE!LIVEはすごい。でも手元にないこの苦しさ。