13巻感想その2 「喫茶どんぐり」が持つ3つの役割
- 作者: 畑健二郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/10/18
- メディア: コミック
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こんな感じでハヤテにはまってしまい、無駄に長い感想をたくさん書いています。しかし、何度も読み返してから「この先楽しみかもしれない」と思ったことはたくさんあるけれど、単純に先の展開にwktkしたことってものすごく少ないです。実は2回しかないです。
そのうち1回はまだはまる前。ヒナギクさんが登場した時です。当時の俺はこの漫画が物語だと思っていなかったし、作者がメインヒロインにこだわりを持っていることなんか知るよしもなかったから「ヒロイン急造でてこ入れか。このヒロインは割と行けるんじゃない?この先楽しみかも知れない」みたいに思いました。
しかしその後完全に興味を失いました。コミックス買う前にはっきり覚えていたのって、ヒナギクさんと西沢さんだけでしたからねぇ。話の筋は完全に覚えてなかったし、咲夜・伊澄に至っては「この子だれ?」でした。
そしてもう1回。それが13巻に収録されているナギがアルバイトを始める話です。
この話読んだ時「この先すごく面白くなる!」と思っちゃったんですよね〜。理屈抜きに。で、まぁせっかく駄文を垂れ流す場所があったのでいろいろと書いてみたりしました。
前置きが長くなりましたけれど、これから書くことは前に書いたことのまとめです。内容は別に無い。
なんとなく「ハヤテのごとく!」の中で喫茶どんぐりが果たす役割をまとめてみました。
- ナギの成長の場
- ヒロインたちが語り合う場
- 読者の妄想が広がる場
- ナギの成長の場
これは言うまでもないでしょう。たぶんトゥルーエンドにたどり着くためにはこの場所は必要です。
- 登場人物(主にヒロイン)たちが語り合う場
「喫茶どんぐり」はハヤテのごとく!という漫画のなかで主要登場人物ほぼ全員が行くことができる場所です。自分の言葉で言えば「ナギの世界」「歩の世界」「ヒナギクの世界」がここで一つになります。
喫茶店というのがいいんですよ。アルバイトをしている3人+1人(主人公)はともかくとして、他のキャラも「客」として登場することが出来ます。話は広がりますねぇ〜。もし、銀行強盗話が喫茶どんぐり登場より後だったら、あの話の舞台も喫茶どんぐりになったのかもしれませんね。
しかし、13才組には敷居がちょっと高いかも知れません。そこは巧妙な設定で逃げています。咲夜がオーナーなら咲夜と伊澄は自然に行くことが出来ます。
生徒会3人娘と愛歌さん、ハルさんもヒナギクさんがアルバイトをしているんだから自然に入れるでしょう。ハルさんの秘密が暴露されるのは喫茶どんぐりでじゃないかな?
- 読者の妄想が広がる場
例えば今週。ハヤテとナギ、そしてヒナギクは高尾山に行っている。バイトはハムスター一人かも知れない。ハムはいったい何を思ってバイトをしているのか?そもそもハイキングに行っていることを知っているのだろうか?
などと妄想を膨らませてストーリーを作ってしまう読者もいるでしょうね。
その時の話で描かれないキャラがなにをしているのか妄想する時に喫茶どんぐりは核になれるんじゃないでしょうか?
他にももっと役に立つような気がします。とにかく、喫茶どんぐりがあればメインキャラ全員が同じクラスに集まってしまっても、この漫画がただの学園ラブコメにはならないで済むんじゃないかなぁと思っています。