プログラマとSEは違う

こないだ書いたばっかりですけれどね。
ksh Days サポートは神じゃなく俺たちがやるんだ
引用させて頂きます。

設計を検証し「この設計だとここがまずくないですか?」とか「こういうのは良くないんじゃないですか?」ということはほとんどの場合あります。

むろん、極めてまれに設計通りにプログラムを作れば完璧な物ができることだってあります。でも、そういう設計をする人が優れたSEかというと決してそうではないと思うのですよ。
プログラマはインプリをする人です。実際に動く物を作る人です。それに対してSEは「こうあるべき」という道筋を示す人です。そして、これもごっちゃにされることが多いですけれど、SEとプロジェクトマネージャーはまた違う仕事です。プロジェクトマネージャーは限られた資源(時間や人、つまりはお金)で、その仕事に関わる多くの人が納得できる物を作り、かつその仕事に関わった多くの人が満足できる環境を提供する立場です。
それぞれ別の役割を持っているはずなんですよね。


ところが、実際にはプログラマの上にSEがいて、SEが修行してプロジェクトマネージャーになるみたいな感じになっています。そしてそのステップを登れない人は「落ちこぼれ」とみなされます。
自分自身でおそらくはプログラマに一番適していると思っている俺にとってはつらい世界です。現実は厳しい。


前置き部分についての話だけではあれなのでちょいと本題も…


ずいぶん昔に書いたけれど、俺はかつてお客様からの相談やご意見を受け付ける窓口にいたことがあります。難しい仕事でした…。お客様が何を望んでいるかをくみ取るのが本当に難しい。今はその仕事離れているから書けるけれど何度も何度も失敗をしています。でも、本当に極めてまれですけれどお客様から感謝の言葉を頂けることもあるんですよ。本当にうれしいです。問い合わせを受け付けるシステムを作っただけなのに何で俺がこんな仕事をしているんだみたいな疑問も吹き飛ぶくらいうれしいです(笑)
自分が何らかのサポートを受けた時は必ずお礼を言うようにしています。相手はその言葉をきっとうれしく思ってくれるはず。そしてこれからもがんばろう!と思ってくれるはず。
そしてそして、相手も人間です。もし同じ人にまた何かお願いをした時には「この人のためにならいつもよりちょっとだけ余計にがんばってあげよう」と思ってくれるかも知れません。お礼を言う側にもメリットはあるんですよね。