アレクサンドル・デュマ著『三銃士』

三銃士〈上〉 (岩波文庫)

三銃士〈上〉 (岩波文庫)

三銃士〈下〉 (岩波文庫)

三銃士〈下〉 (岩波文庫)

有名な小説だしアニメにもなったし筋書きを知っている人は多いんじゃないでしょうか?
ところが私はこの話全く知らなかったんですよ。アニメも見ていない。もしかしたら子供の頃ジュブナイル版読んでいるかも知れないけれど全く記憶にない。
読んだのは今回が実質初めてです。


面白かったですよ。愛と冒険の活劇小説って感じ。二つの静かに敵対する勢力の間で活躍をするダルタニャンと三銃士たち。
と、ここでかれこれ20分くらい書けなくなっているわけですが…。感想って難しいねぇ、この本。
面白いんですよ。なんというか、昔ながらの面白さですね。最後の展開は「おいおいそうくるのかよ(w」と思ってしまった。単純なお話ではないけれど、狂おしいほど複雑なお話でもないです。
ダルタニャンは向こう見ずだけれど一本筋が通っているいい男です。敵役は危険。とても危険な人物。人を地獄に落とすのがお仕事みたいです(笑)。タイトルになっている三銃士にはむしろ脇を固めているような印象を持ちました。こういう話だったとはしらなかったよ。
貴族の従者たちがなかなかいい味を出しています。もしかするとその後産み出された物語の登場人物はこのあたりの作品が下敷きになっているのかな?
翻訳に不満はないですが、こういう活劇物はやっぱり原文で読んでみたいなぁ。全然違う感想が持てるような気がしてならない。そのためにフランス語を勉強する気力はないですけれどね(笑)。


全然感想になってないですねぇ。できることなら続編も読みたいんですが、絶版になっているとかWikipediaに書いてあったので…。さて、どうしようか…。








この小説を読んだのは『ゼロの使い魔』の感想を書くためです。別に読まなくても書けるけれど読んだ方がより書きやすくなるのかなぁと思って。実際読んで良かったと思います。残念なのは三銃士にはルイズが出てこないこと。続編には出てくるらしいんですけれどねぇ。この流れで再版するなんてことはあったりするのかな?
ゼロの使い魔』13巻までのまとめ感想は来週以降になると思います。いっそアニメ放送直前にぶつけようか?いずれにしても、需要はあるのかなぁ???