畑健二郎著『ハヤテのごとく!』5巻 ヒナギクのお相手は…

つなぎの5巻6巻。読み返すまではそう思っていました。ほんとうにすいません。まとめて感想書こうと思っていました。本当にすいません。

  • 1話

4巻の続き。この話については後で詳細に触れます。

  • 2話

西沢さん再登場。そしてハムスター初登場でした。
この話がなければ私はこの漫画に捕まってなかったかもしれない。
そう思うと感慨深いです。
龍とハムスターの構図がものすごくツボに入っちゃったんですよねぇ。西沢さんとナギのりりしい顔、そして龍の攻撃的な顔。なのにハムスターが「キュー」言ってる…。
この絵が私の人生を変えてしまったのかもしれません(笑)。

  • 3話・4話・5話

アニメにもなった夜の学校編。
これを読んだ時にはすでに3巻まで読んですっかりはまっていたからいったいなんでこの女の子(ヒナギク)がヒロインっぽく描かれているのかがさっぱりわかりませんでした。

  • 6話

必殺技。普通の一話完結ギャグ漫画です。こういう話が伏線になっていることが多い漫画です。

  • 7話

西沢さん3回目の登場。ナギと「友だち」になる話です。よくよく考えてみると、もしかするとナギはこの話に至るまで、他人にお金を出してもらうという経験をしたことがなかったかも知れませんね。

  • 8話

サキさんのヤボ用シリーズ1回目。脱力しました。

  • 9話・10話

「タイ」タニックの話。ラストのナギは漫画が始まった時のナギとは別人になっています。そういえばこれ読んで「予想当たった〜!」とそうとう喜んだような気がします。

  • 11話

ラソン大会導入部。詳細は6巻で、って感じですね。




さて、5巻ではポイントを2点あげておこうかと思います。
1つ目が「剣道部」についてです。
4巻でヒナギクさんが初登場して、彼女は剣道部の部長、そして彼女に憧れていたナギも入部したことがあるという話が出てきました。その設定、まともに使われたのはこの話だけじゃないですか?
私の記憶では、この話の後、ヒナギクさんが剣道部の部室にいる場面って描かれていないように思えます。間違えていたらすいません。
しかも、この話のラストでナギが剣道を全否定していますよね。これってどうなのよと思います。せっかくの設定じゃないですか。大事にした方がいい、そう思いませんか?
こういう設定やら伏線やらの無駄遣いとしか思えないような流れがこの漫画には多いです。普通引っ張りそうなところを引っ張らないんですよねぇ。


もう1点。実は1点目に関係あるんですが、読み返してみて気づいたことがあります。
巻末プロフィールの東宮君です。
彼はへたれとして描かれていますが、それだけじゃなかったんですね。

内面は意外と少女

なんですよね。
これを読んでピンと来た。
だって、いるじゃないですか。

中身は実質男の子

っていう女の子が!


東宮君はヒナギクさんと対をなすキャラクターなのかなと思いました。うる星やつらを読んだ人にしかわからない言い方をすると、竜之介に対する渚みたいなキャラです。東宮君は渚みたいに強くはないけれど…。
作者の構想では、この二人、ひょっとするとひょっとするんじゃないか?と思いました。
そのための剣道部なのかもしれません。




流して感想を書こうと思ったのにこの始末です。6巻感想はそのうちまた。