アニメ最終回の異常性

今回、久しぶりにrssリーダーとかを使って普段は読まさせてもらっていないサイトにアニメの感想を読みに行きました。いろいろな感想を読めて楽しかったのですが、その中にいくつか「最終回はオリジナルだよね?」みたいなのがあって、「おいおい」と突っ込みたくなりました(笑)。
でも、ちょっと考えてみると無理もない。アニメでの時系列ぶった切って、伏線も何も無しにあの話を見せられたらオリジナルだと思ってもしょうがない。むしろそう思うのが普通です。


もし仮にヒナハムの外伝がまだ発表されていなかったとしましょう。最終回を見てどう思うでしょうか?「人気者二人を無理矢理出すために作ったんだな」と思うはずです。
さらに言うと、ヒナハムの外伝が発表されたのは、ハヤテが屋敷を出てヒナギクさんの家にお泊まりをする前のことです(77話 8巻1話の直前)。
外伝感想記事:2006/4/25 これはぜひ解説が欲しいミニ外伝
77話感想:2006/4/26 使用人には容赦ない主だなと思った第77話
つまり、アニメ最終回のヒナハム部分は、この二人が原作中でもまだバレンタインデーの日に1度切りしか出会っていない状況で描かれているのですよ。「これはこれで設定とキャラを使った別のお話」と作者に言われたらたぶん納得しますね。


原作ではようやく西沢さんとヒナギクさんがアニメ最終回で描かれた関係を構築できたところです。この後なぜにこの2人が、特にお金持ちではないはずの西沢さんが海外旅行に行くことになったのか、そもそもパスポートを持っているのか、漫画なので説明をする必要は無いとは思うのですが、おそらく畑健二郎さんは簡単にかもしれないしBSでかもしれないけれど触れるような気がします。


ナギパートはナギパートで困った物です。原作・アニメとも違う形でナギの成長は描かれているのでヒナハムパートよりは納得が行きやすいですが、それでもなぜミコノス島に行くのかはまだせつめいがな
現在進行中の原作でもそこまでたどり着いていないエピソードが描かれていて、しかもそれをアニメでやって、こともあろうにかなりの数の人が、まぁ演出の妙もあるんだと思いますが、とりあえず感動してしまう。


やっぱ、この漫画普通じゃ無いと思うんですけれど、みなさんはどう思いますか??