三菱東京UFJ銀行切り替えトラブルのやりきれない理由

ソースは日経コンピュータ
栗原潔のテクノロジー時評Ver2 三菱東京UFJのトラブルの原因が日経コンピュータに載ってます
にもでていますが記事の内容と違うみたい。詳細は書きませんが、プログラム自体には問題が無くてパラメータ設定の問題みたいなものだったということらしいっす。次の切り替えの時モジュール入れ替えをしなくて済むようにパラメータで機能切り替えができるようにしてあった。思想としては正しい。モジュール入れ替えはリスクがある作業だから。
これは悔しい。悔しくてたまらない。実際に担当した人はまともな神経だったら参っちゃうよね。そういう神経の人はこの業界には少なかったりするのですが(笑)。
テストってのはチームでやるんですが、切り替え作業ってのは基本的には個人に責任が帰結します。怖いです。たまらなく怖いですよ。対外的な責任を取ってくれる人は他にいるとしても、ミスをしたら明らかに自分のせいなのですから。事前に紙でいくらチェックをしたところで最後の最後設定をするのは人です。確認をすることができるような仕組みになっていればいいのですが、それができない場合だってあるのですよ。


こういう感覚はネットアプリの開発しかしていない人とかにはわからんのだろうね。俺だって金融系システムやってないからまだ全然ぬるいし、最近Webアプリばっかりだからかなり適当になっちゃっているけれど、汎用機で基幹系システムを作った経験あるからある程度はわかる。俺の経験をさらにシビアにすればいいんだなと(笑)。笑ってる場合じゃないけれどね。きっついよね。
批判した人たちはこの記事の意味わかる人なのかなぁ。どうなんだろう??微妙だと思うんだけれど…。