円盤の時代の終わりの始まり Part2

大事なことなので何度でも書く。
ソースネクスト、USBメモリーを媒体にしたパッケージソフト「Uメモ」シリーズを発表
ソースネクスト Uメモシリーズ


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おそらく、そう遠くない将来、東芝HD-DVDを撤退することを発表した日が円盤の時代の終わりが始まった日という共通認識が生まれると私は予想しています。


USBメモリを商用で「媒体」として使う企業が出てきました。媒体っていうのは小さく持ち運びがしやすい物にシフトしていきます。この流れは恐らくもう誰も止められない。
フラッシュメモリの大手でもある東芝さんは、恐らくもう既にビットクロス的な現象を視野に入れているのではないかと推測しています。ビットクロスってのは、大容量メモリのビット単価が小容量メモリのそれより安くなることを指していると記憶していますが、私が言いたいのは、光学ディスクメディアのビット単価より、フラッシュメモリのビット単価が安くなる時代を東芝は想定しているのではないかと言うことです。
決して笑い話ではありませんよね。だって、昔640MB入るCD-Rと比べてHDDのビット単価は圧倒的に高い時代があった。今でもHDDの方が高いだろうけれど、ほとんど無視できるレベルになっていますよね。500GBで\6000台だもんねぇ。それと同じ事がメモリでも起こるのではないかと言うこと。東芝はそうしようとしていて、そのために莫大な投資をしようとしているのではないかということです。たとえ単価が安くても、メディアとして大量に売れれば巨額の利益が懐に転がり込むという寸法です。その時に価格競争のリーダーとしての地位があれば、さらに巨額の利益が得られるのでしょう。


前にも書きましたが、これは賭でしょう。勝つか負けるか。勝った時の見返りは大きいけれど負けた時の代償もまた大きいでしょうね。