分岐点は突然に……
久しぶりに神保町と秋葉原に行って来ました。また、お金を使ってしまいました……。
さて、今日ついに手に入れました。手に入れてしまいました。もしかするとこれは人生の分岐点かも知れません。
おそらくは私にとってのファンタジー入門作だった小説です。入門作というより原体験と言った方がいいでしょうか？ファンタジーを読む時、つい念頭に置いてしまうのがこの作品なのですが、20年以上前に１度か２度読んだきりでした。
絶版かと思っていたらはてなハイクでコバルト文庫で出ていると聞いて見つけてきました。三省堂にはなかったけれど書泉グランデにはあった。レスをしてくださったid:ayumun様、id:noraneko様、id:fudsuki様にはこの場を借りてお礼申し上げます。
そして、もう１冊。ついに、ついに見つけた。
- 筒井康隆『48億の妄想』
古本屋で見つけました。金に糸目は付けないつもりだったので値段を見ずにレジに持っていきました。
そして、お値段は……
105円(税込み)……
とある個人にとっての物の価値と価格とはリンクしていません。
見つけた瞬間、茫然自失状態になりました。買った後、うっかりしていると涙ぐみそうになりました。これなんですよ！これ！！ネットではどうあっても経験できない感覚。ネット通販やらオークションなら簡単に手に入ると思うんですが、リアル店舗で買うことにこだわるのは、この感覚を得たいからなんです。麻薬みたいな物ですよ。たまらない瞬間です。本を読むというイベントの前に苦労して本を見つけて買うというイベントが発生するんですよ。
いろいろ書きたいことがあるけれど、おそらくはどう転んでも大長編になるであろう感想文に譲ろうと思います。とにかく、この本を読んでいなければ、今の私はなかったはずなのです。本当にそうなのか、ようやく確かめることができます。
この本も『扉を開けて』同様、20年以上前に数回読んだだけです。なのに今でも覚えている。子供の頃に読む本ってのは大事だと思いますね。多大なる影響を受けます。
今日は他にもいわゆるライトノベルばかり数冊買ってきました。それらを片づけてから『扉を開けて』と『48億の妄想』にとりかかろうかと思っています。
ついにこの時が来ましたね。『48億の妄想』の感想を書き終えたら、もしかすると……。
