というわけで、俺はネットだけで完結する世界を目指してみようと思ってます。

気が向いたら言及しようと思ってましたが気が向いたので言及します。
そうそう。あとこれもね。



順序は前後しますが、まず後者の記事について思ったことを書いてみます。
IT Mediaのオルタナティブ・ブログは職場でも読んでいます。俺の読み方は、特定の人の記事を読むと言うよりも横断的に見て気になった記事を読むって感じですね。
で、この記事を斜め読みしていて

クラスのディスカッションでは、3を問題にあげて、「彼女をクビにすべき。」という意見を言った人が何人もいて驚きました。

っていうのを見て「日本だとそんな意識だよなぁ……」なーんて勝手に思っちゃったりした。ところが米の国でのお話みたいでびっくり(笑)。


その意識をどう受け止めるかって話はいろいろ意見があるだろうし、私自身も意見を持っていますが、大事なのは「そう思う人も世の中にはたくさんいる」ということです。実名だろうが仮名だろうが、なんらかの形で自分の考えを公開するってことは、その時点で既にかなりのリスクを負っているんですよね。
私はこのサイトであまり仕事の話を書きません。書いたとしても「昔携わっていた」仕事か、純粋にテクニカルなお話。一番大事な取り扱っているデータの中身については一般論の範囲をでないようにかなり気を遣っています。それでも怖いですよ……。見る人が見ればわかっちゃうんじゃなかろうか?という恐怖は常に持っています。
それに、書いていて思ったんだけれど、仕事の生々しい話ってウケが悪いんですよね。もっとわかりやすく、もっと威勢の良い話の方がウケる。自分が読者だと仮定してもやっぱりそういう気軽に読める話を好んじゃうんですよねぇ。いかんね。いずれにしろ、仕事の内容を詳細に書くって事はリスクを負う割に見返りがないんじゃないかと私は思っています。


さて、では前半の記事について書きましょう。
まずは「パーマリンク」について。
これって……。当たり前のことなのではないか……。とか思っちゃったんですが……。確かにシステムで生成したコンテンツは引数がついていてそれがころころ変わっちゃうようなこともありますけれどね。なんつーか、テキストを簡単に登録、更新することができるシステムってのがブログっていう仕組みの正体だろうな、と思っています。トラックバックってのもあるけれどねぇ。あれだって別にシステムが自動的になんかするわけではないし……。


次に、コミュニティ。ここでの話には違和感を持ちました。私がイメージするコミュニティってのはブログを書いている人だけではなく読んでいる人も含めた物です。ブログを書いている人だけでコミュニティを作ると、本人たちの意識にかかわらずいつのまにか閉鎖的な集団になってしまうと思うのですよ。あくまでも私見ですけれどね。だから、コミュニティを作るには、いわゆるROMしている人にも十分楽しんでもらえるような仕組みを作らなきゃいけない、私はそう思っています。そして私には残念ながらそんな能力も趣味もないわけです(笑)。


続いて、ブログは難しいというお話。難しいですねぇ。でも、それは技術的な難しさではないです。なんというか、使い方レベルの話なので……。
私はプログラマーしているのでそう思うだけなんでしょうけれど、ネットで見かける技術的な話、それも多くの人に読まれる話ってのは「使い方」レベルの事が多いです。もちろんそれだって十分役に立つのですが、職業的な意味で役に立つ情報はあまり無いです。小技よりもむしろ羅列系の方が役に立ちますね。小技はそれだけじゃ応用が利かない。小技を発展させて結局自分で全部書き直して使うみたいなことはよくありますけど。
話それまくりですが、ブログが難しいってのとHTMLが難しいってのでは話が全然違います。ブログが難しいのならもっと簡単に操作できるシステムを作り出せばいい。HTMLはそもそも要素技術な訳で、そりゃそれをテキストエディタで手打ちすれば面倒だし難しいのはしょうがないと思いますね。ええ。私は目次サイト作る時テキストエディタで手打ちしてますよ。いい加減ツール入れようかと最近思い始めてきました。


最後に。リアルとブログとの接点についてです。なぜ接点を求める必要があるのか私にはわかりません。別にいいじゃん。
前にも書いたように私は仕事の濃い話を書く勇気も無いし必要もないです。だからリアルとのつながりって本質的に必要ないんですよ。
主にハヤテ関係で他のサイトの管理人様や読者の方にもお会いしましたけれど、そこからビジネスにつながるなーんてことは全く考えていません。
私はネットで完結させたい。
そして、それはできるのではないか?少なくともこのサイトの今のポジションなら可能なのではないか?そう思っているのですよ。リアルとのつながりを一切持たずにネットだけでそれも人知れず有名になる(笑)。そんな矛盾することがこのサイトにはできるかもしれません。
それは決して自分一人の力ではできません。読んでくれる方、そして、偶然がいくつも重ならないとうまくいきません。今まではその偶然がいい方向に作用していましたがそんな幸運がいつまでも続くとは思えません。一つだけ言えることは自分で何かをしない限りはその幸運は決してやってこないってことですね。この日記書いてて一番学んだのはそのこと。何か仕掛けて何かが起こるとは限らないけれど、何も仕掛けなければ確実に何も起こらない。


最後に後者の記事に戻りましょう。
翻訳して読んだって話。あれね。感動するんだ。この日記書き始めて、まだ漫画感想なんかほとんど無かった頃、ある記事を日本語がわからない人が翻訳して読んでくれた履歴があってねぇ。めちゃめちゃうれしかった。翻訳してまで読む価値が有る記事だったのかは微妙だけれど、少なくとも外国にも自分と同じ趣味を持っている人がいることがわかったってのはほーんとにうれしかったねぇ。


この先も、とりあえず書き続けていれば、そういう嬉しい瞬間ってのが何回かはやってくるかもしれません。そして、書かなければきっと何も起こらない……。