ハヤテのごとく! マリアさんの現状を分析し将来を推理してみる

なんとなく思い付いた。面倒だけれど書いてみる。前に書いたことをまとめてみるって感じです。マリアさん誕生日企画ってことで一つよろしく。


まず、マリアさんについてわかっていることを羅列していきます。

  • 1.ナギのメイドをしている
  • 2.超人的な能力を持っている
  • 3.白皇学院を飛び級を使って3年で卒業した
  • 4.白皇学院の生徒会長をやっていてその時の副会長は牧村さん
  • 5.ナギを成長させることが自分の夢だ
  • 6.恋愛経験は、ない
  • 7.っていうか、同じ年頃の男の子で身近なのはハヤテくらいだ
  • 8.クリスマス・イブのよる教会の前で「だれかに」拾われた
  • 9.昔はメイド服を着ていなかった
  • 10.そもそもはナギの家庭教師だった
  • 11.幼い頃、アーたんかハヤテと会ったことがある
  • 12.『ハヤテのごとく!』のメインヒロイン
  • 13.作中では17才



さて、と。


このうち、8、10、11はこの1年くらいで明かされた新事実です。それがわかる前に推理してみて私が書いたのがこれだ。

この機会に黒フォントにしてみました。今さら意味無いので……。
この時の予想はその後明かされた新事実により、正解でない確率が高くなりました。しかし、まだ消えたわけではありません。マリアさんの認識と周りの認識が一致しているとは限らないからですね。あるいは周りの認識をマリアさんが認めたくない、と思っている可能性もありますしね。


話を戻します。
1〜13の中で重視すべきところはどこなのかというところから推理してみます。私は

  • 8.クリスマス・イブのよる教会の前で「だれかに」拾われた
  • 11.幼い頃、アーたんかハヤテと会ったことがある
  • 12.『ハヤテのごとく!』のメインヒロイン
  • 13.作中では17才

が重要なのではないかなぁと思っています。重要って言うのは読者からみてどうか、と言う話ではなく、読者の嗜好や話の流れがどう転んでも絶対に変えられない設定がこの中に潜んでいるという意味で重要だと思っています。
そもそもマリアさんを拾ったのはだれなのか?それがわかれば自ずからマリアさんの苗字もわかるんじゃないかなと思っています。そうすればなんで子供の頃アテネと(ハヤテって言う目も残されてはいますが……)知り合いだったのかってことも自然にわかるはずです。8と11は同じ話ですね。
続いて12番。メインヒロイン。ファンが揶揄しようと作中でいじろうとも作者はマリアさんがメインヒロインの一人だということを曲げる気は無いようです。そのことによって『ハヤテのごとく!』という漫画がわかりづらくなっていると私は思っているのですけれどねぇ。
私はこの漫画を読んだ第一印象で「マリアさんはラブコメ展開では部外者」と思ったのですよ。むしろすべてを知っていて周りを導いたりかき回したりする存在です。わかりやすい例で言うと、最近読んだ「ToLoveる」の蜜柑の役回りですね。ところが畑健二郎さんは「マリアはメインヒロインである」と力説される(笑)。ってことは、必然的にナギとの関係がいずれは変わっていくわけでして……。私にとっての妄想の入り口が「使用人(かまい)たちの夜」だったとすると、出口を見失ったのは「マリアさんメインヒロイン説」があったからですね。止まらない妄想です。
素直に考えると、マリアさんがナギの保護者という役回りを捨てる時、それはナギが成長した時ってことになるんですよねぇ。ところが、その時マリアさん本人の夢はかなってしまうことになって、目的を見失うという状況になってしまう。そんな状態で「さーてここからメインヒロインのすごさを見せてあげましょう!」となれるのかどうか。それがわからないですねぇ。
最後にマリアさんじゅうななさいについてです。これも作者が変えなかった設定。ミスリードにはまっているのかも知れないですが、私は「マリアさんが17才である必要」ってのがきっとあるんじゃないかとにらんでいます。ハヤテやアーたんより一つ年上ってのがね……。


さて、最後に、現段階でマリアさんの苗字を推理してみます。っていうか、1つに決めつけだったのが2択、いや3択かな?になっただけですけれどね(笑)。


ここまでの材料からはマリアさんの苗字は

  • 三千院
  • 天王州
  • まだ出てきていない

のどれかでしょうねぇ。まだ出てきていないっていう選択肢を用意する当たり気弱になりましたね(笑)。




今年のマリアさん誕生日企画記事は以上です。










以下余談(笑)。


俺は本をこんな風に読んでいたんだぁってことをこの漫画から教えられました。この漫画を読んで、ここに感想を書いてみて初めてわかった。推理小説をたくさん読んでいたので、全く自覚無く「作者が何を考えているか」を推理しながら読んでいたんですねぇ。この漫画を読んでから変わった、というか成長したのは、「作者が」だけではなく「登場人物が」ってところまで少しは気を回せるようになったって事です。おそらく読書が趣味っていうほとんどの人にとっては当たり前のことができていなかったってことに初めて気づいたんですよねぇ。
本の読み方ってのは一つではないだろうし、俺の読み方では決して楽しめない作品も世の中にはたくさんあると思います。あくまでも、一つの選択肢として、こういう読み方もあるってのを呈示するために、これからも具体的に作品を個別に取り上げつつ読書感想文を書いていきたいなぁと思っています。
書くことによって俺自身の勉強になりますから。