読書感想文 竹宮ゆゆこ著『とらドラ!』

シリーズはずいぶん進んでいるみたいですが、1冊だけ読んでいました。

とらドラ!1 (電撃文庫)

とらドラ!1 (電撃文庫)

面白かったです。
でも、変化球っていう印象を持ったのですよ。先を読まないとわからないけれど先を読むかどうかはまだわからないといった感じです。


今さっきなんとなくWikipediaをみてみました。

引用させていただくと

著者自身は高橋留美子の漫画『うる星やつら』・『めぞん一刻』の世界が流れていると述べている。

とあるのですが、1冊目からはあまりそれを感じませんでした。Wikipediaを見る限りはどうやら1冊目は出会いを描く導入部っていう役割なのでこの先読み進めればそういう雰囲気を感じるのかなぁと思っています。


変化球と感じたのは、メインヒロインと主人公の関係ですね。最近では珍しい、と言ってすぐに過去の例は思い付かないのですが、たしかあったはず……、主人公の高須竜児とメインヒロインの逢坂大河(手乗りタイガー)が互いに別の人に恋心を抱いていてなんとなく協力して自分たちの思いを果たそうとする過程でなぜかその2人が接近していくというモチーフだからでしょうねぇ。
最近読むラブコメは、ほとんどの場合一目惚れあるいはそれに類する物が多いですし、上記の『うる星やつら』と『めぞん一刻』も一目惚れ系です。1巻終了の時点では、竜児と大河の間にはまだ恋愛感情というほどの関係はできあがっていません。


もし仮にここで話が終わったら、ちょっと切ない2人の恋物語(ただし相互のではなく相手は他にいる)って感じですねぇ。


書いているうちに続きを読んだ方がいいかなぁと思えてきた。さて、どうしよう。気が向いたら読みます(笑)。




明日書く予定の記事でこの小説にも触れられるかも知れないと思いましたが上記の理由で触れることは難しそうです。上記の理由?って言ってもわからんよね。俺にもよくわからない。まぁ、ラブコメ関係の記事を書こうと思っていると言うことです。