ネットがマスメディアと対等な立場を築くためにやるべきこと

メディアに接していなくてもネットでの情報収集している人ならよーくおわかりのはず。
とても残念なことに、世間的には「本当のこと」よりも派手な意見、見解や心地よい響きの言葉の方が受ける。それは事実。本当のことを言っても受けないんだなぁ。
マスメディアの中にもそれに気づいている人はたくさんいて、これではいかんと思っている人だっていると思うんですよ。しかし、悲しいかなマスメディアは営利企業。より多くの利益を得る方向に進まざるを得ないんですよね。テレビに限らず雑誌や新聞だって同じ話。
そんななか、上記記事にも出ているNHKってのが実は一番その縛りがないマスメディアなんですよねぇ。受信料の是非はともかくとして実態としてそうなっている。


「ジャーナリストは観察者であるべきか,行為者であるべきか」


おそらく、今主流を占めているのは行為者でしょう。私はそれをも止めていないけれどしょうがない。しかし、マスメディアを舞台に活躍しているジャーナリストが行為者で有り続けるなら、おそらくマスメディア自体衰退を迎えると思いますね。なぜなら、行為を起こすと言うことはそれほどコストがかからないからです。


それこそネットでだってできちゃう。


マスメディアができることは、観察者が多大なコストをかけて創り上げたデータを元に行為者が行動をするということです。それはネットではできません。できないっていうと言い過ぎか。難しい。コストがかかりすぎる。
ところが、どうもネットを見ていると皆さん行為者になりたがっていますよねぇ。私も含めてね。だって、行為者になった方が楽なんだもん。コストかけたくないもんねぇ。
だからこそ、コストをかけるとペイできないような分野で観察者としての役割を果たすってのがネットが目指すべきマスメディアとは違う道なのではないかなと私は思います。


いつも書いてますが、こうやって書いたり口で言ったりするのは簡単ですよ。でも、やるのはとても難しいこと。


言いたいことの20%で自重しておきました(w。