コンピュータはバカであるという当たり前だけれど一般には知られていない事実

システムを組んでいる人にはわかりきったことだろうと思うのだろうけれどそうでない人もいると思うので書いてみる。
今回の1件は政治が絡んでいたのでややこしかった。決定から実施までがタイト。中の人は泣いちゃうくらいタイトだったと思うぞ。事前にやっておけということをおっしゃる人もいるかもしれないが、もし成立しなかったらその費用はどこが負担するのかという問題は必ず発生する。たいしたことなくても金は金だ。中のシステムわからないけれどどう少なく見積もっても100万の位で金はかかる。1人月ってことはありえないからね。保守は簡単にできてもテスト工数がかかる。テストしてもトラブるくらいなんだからテストしなかったら炎上ですよ。
保守料金の範囲内でやるのかなぁ。でも、検収だってコストがかかるんですよね。


内部ロジックを想像すると、上限頭打ちってのはデータの設定だけで比較的簡単に対応できるんだろうなぁと思います。問題は乗り継ぎ考慮。おそらく現状そのロジックを入れていないモジュールがあるんじゃないかな?ETCってサーバーでリアルタイム中央管理しているシステムではなさげなので、端末ごとに何種類かのシステムを入れているんじゃないかなぁ。そのうち一部がそれを作り込むのが大変な作り方になっているって可能性は当然ありますね。


コンピュータって人間が簡単に判断できるような仕事が意外と苦手なんですよ。今回のだって人間からみたらとても簡単そうだけれどコンピュータにこうしろって教え込むのは意外と大変ですよ。すべてのパターンを網羅しないといけないしね。
まぁそれを単純化してかつ拡張性を保持して作るのがSEだったりプログラマーの腕の見せ所で楽しい作業ではあるんですけれどね。