最速争いはたしかに無意味。でも……
表題については完全に同意する。速い方がいいに決まってはいるけれど速いことがただ一つの正義みたいになるのは決して望ましいことではない。
しかし、無意味ではあるけれど仕組まれた無意味な戦いなのではないかと思えてしょうがないんですよね。
メインで使っているわけではないですが、Google Chromeの衝撃は忘れられません。自分が作った思いと評判の画面が一瞬で表示されるんですから。ほんと、びっくりしましたよ。
あのショックがスピード競争を後押しした面は有ると思うんですよねぇ。
そして、それこそが他ならぬGoogleの思うつぼであると。重たい画面を脅威の速度で表示することができるブラウザがあればユーザーはネットで公開されているアプリケーションを今までとは比べならないくらい低いストレスで使うことができます。
そして、Googleはそういうアプリケーションを提供している。
MSは思うつぼにはまっちゃったんじゃないかなぁ。そのうちWindowsとかMac OSとかいうものなんて誰も意識しなくなって、速いブラウザが動けばどんな仕事だってそこでできちゃうみたいな世界がやってくるんじゃないかなぁ。少なくともGoogleはそこを目指していると俺は読んでいます。
関連過去記事
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- 2008/9/5 Googleがブラウザを開発
なのに同じ意見がメディアに上がってこなくてちょっと不安になったり……だれもがそう思うはずと思ったんだけれどねぇ。
- 2008/9/8 やっと出てきたGoogle Chromeに対するこの論調
これを読んで少し安心した
- 2008/12/10 Webブラウザ上の仮想計算機(VM) 「Native Client」
ちょっと切り口違うけれどブラウザ上ですべてのアプリを動かそうと言う意志がこれの裏にはあるはずです。