ハヤテのごとく!227話「夕日で重なる影のように」感想 西沢さんでなければダメなんだ!

朝いきなりびびったよ。サンデー買い損ねるかと思った。駅の売店行ったらないんだもん……。
表に出してある分が無くなって補充が間に合わないだけだったんですけれどね。レジ裏にはあったので安心して買えました。


今週の話を読んで俺は違和感を持った。でもその違和感を持った理由を説明することができます。たぶん3年前にこれを読んでいたとしても。


では、長文になりそうな227話感想です。

表紙

冒頭のような理由でレジで固まることもなかったですがまたやっちゃいましたね。吹き出し付きの表紙って目立つよ。まじでこの表紙でいつもより売れ行きがよかったりしてね(笑)。
コピーは編集さんですかね。忌野清志郎さん追悼。
何週間も前から予告していて、声優さんとの食事にも参加せずに書いたんですよね、これ。色がきれい。ナギはかわいい。そして、くどいですけれど吹き出しが目立つ(笑)。
表紙ってAmazonに出てるのかなぁ。
出てなかった。貼れなくて残念。スキャンめんどくさい。公式サイトにはきっと出てるでしょう。

扉絵

ずっと西沢さん。それも今週でひとまず終了ですね。きっと……。これもくどいですが彼女が初めて登場した時こんなキャラになるとは思ってもいませんでした。

仮想今週の1コマ

12ページ(P94)2コマ目。キスの後のハヤテと西沢さん。
少女漫画だよなぁ。これ。
って俺は少女漫画ほとんど読んでないんで俺が妄想する少女漫画でしかないんですけれどね。

ポイント

気づいてなかったハヤテ

そっか。読者はハヤテがシスターの父を倒したのを先に読んでいるけれど、ハヤテにとってはシスターとのつながりができてから父を倒しているんだな。そういえば。

好きな人

ハムスターとワタルくんが一緒にいる場面でサキさん以外のキャラはまだ登場していないんだよね。だからハムはシスターの思い人がワタルくんだなんて想像もつかないんだよなぁ。
そもそもハムはワタルくんの許嫁がナギであることも知らないし、弟がナギに恋をしていることも知らないし……。いつになったらそのあたりクリアーされるのだろうか?

勇者西沢

この場面なんで西沢さんがシスターを説得しているのか?そして、シスターはどうしてあっさり説得を受け入れたのか?普段ならこういう場面ではしょうもないオチを付ける畑健二郎さんがなぜに直球勝負をしたのか?
まとめで書こうと思っています。

約束

……。西沢さんと約束をしたな。そして、ラスボスはアーたん。西沢さんも飛行石争奪戦に巻き込まれるのかなぁ。

キス

まとめで。

まとめ

ここからが長いと思われます。


おそらくこの話は西沢さんの最終回Part2でしょうね。夢が叶ったんだね。
不思議な話でさぁ。最初は流して読めたんだけれど、繰り返し読んでいるうちに「ああ、この話はこれで終わりなんだなぁ」っていう切ない気分になってきたんですよね。98話とか116話みたいな強烈な一撃ではなかったけれど81話みたいにじわじわ来る感じでした。


現状ラブコメヒロインになっているハムとヒナ。ヒナはハヤテとのデートの約束を取り付けたところでミコノス島編を終えました。そして忘れられていたハムはハヤテとキスをしてアテネに向かって旅を続けることになりました。


さて、今日の別記事でも書いたキスの話を書きましょうか。こっ恥ずかしいけどね。
もうさぁ。なんなんだろうね。西沢さんがこんなキャラになると思った?そういえば冒頭でもこれ書いたな。まぁいいや。
いきなりトラにくちびるを奪われて卒倒した西沢さんがですよ、好きな男の子のほっぺにちゅうをするようになるとはね。しかも恥ずかしがっているのはむしろハヤテの方で西沢さんはすっかり大人の対応ですから。
にしても、この漫画ラブコメとしては終わっているんだよな。ハヤテと西沢さんは相思相愛、それでいいんですよね。なぜそうならないのか。その理由の一つはハヤテが今ナギの執事をしているということ、そしてナギから借金をしているということです。もう一つの理由。それは俺が言うところの「アーたんの抑止力」にあります。養っていく甲斐性がなければ女の子とつきあってはいけない。その言葉はハヤテの心の奥底に未だ残っているみたいですね。
話逸れますが、アニメ見て気づいたんだけれど、西沢さんってハヤテがアーたんの話を初めてする場面でその話聞いていないのかも知れないんだね。嫌われているわけではないってのはその後の文脈からでもわかるから。知っているかどうかは作者の心の中にあるはずですね。知っていてもいなくても関係ないのかも知れないですしね。


とにかく、西沢さんはハヤテにキスをした。そして、ハヤテはそれを恥ずかしがりながらも受け入れた。2つの理由がなければおそらくハヤテと西沢さんはラブコメ的に終了していると思うんですよ。そこにナギやヒナの入り込む余地はありません。だって2人とも自分の本当の気持ちをそれとわかる形でハヤテに伝えてさえいないんですから。


またハムスターがリードです。ヒナが差を詰めるとハムが突き放すという展開です。メインヒロインはどうした!?(笑)




次のキスは雪路薫ペアかハヤテアテネペアだと思ってたんですよねぇ。この展開は読めなかったなぁ。読めたらエスパーだろうけど。
そのうちマリアさんにもキスシーンがあるんでしょうね。相手は普通に考えればハヤテですが普通かどうかはわからないですからねぇ。




さて、話を変えましょう。シスターと西沢さんとの絡みについてです。
いろいろ考えたんだ。そうしたら説明できるんですよ。少なくとも自分では納得できた。
まず小さい方から行きましょうか?シスターを説得するのが西沢さんである理由です。
彼女しかいないんです。今ミコノス島にいるメンバーに代わりはいません。
普通、あるいは貧乏であることをシスターが知っていて、かつ王玉(飛行石)に直接の利害関係がない人間は西沢さんしかいないんですよ。シスターに対してこの言葉で説得を試みることができるのは西沢さんだけなんです。


では、そもそもなんで西沢さんはシスターの事情も知らないのに
「お金で振り向くような人じゃないから…好きになったんじゃないかな?」などと言ったのでしょうか?
しかも、その言葉になんでシスターはあっさり説得されたんでしょうか?


当たっているかはわかりませんよ。でも俺はこう思うんだな。西沢さんがシスターの説得に応じて石をハヤテに返したのは物語上の都合、言い方を変えると作者の意志に他ならないと思うんですよね。


何を当たり前のことを言っているのかと思われるかも知れませんが、最近の『ハヤテのごとく!』ではそういう「作者の意志」を感じることが少ないんですよ。1巻から3巻くらいまでは読んでいる俺も「作者の意志」を感じていたのですが最近はそういう場面が本当に少ない。石ころが坂を転がり落ちるように物語が自然に進む様な印象を持っています。
ところが、今週の話に俺は作者の意志を感じました。それがなんなのか?もう俺なりに答えは出てます。



この漫画ではいずれ避けて通ることはできなくなるんですよね。幸せってなんなのかっていうテーマが……。特に、お金を持っていることが幸せなのか?というテーマがね。絶対ある。だから大金持ちがいて逆にものすごく貧乏な人がいて、金があっても執着する人がいて、逆に無くても執着しない人もいる、そういう構成になっているんですよねぇ。




最終ページにアテネが出てきました。近々本編に登場してハヤテと再会することになるんでしょう。その前にイタリア編が入るかな?
西沢さんとアテネとの出会いは楽しみだったんですが、今回キスをしたことで状況が大きく変わりました。
とにかく、アテネとハヤテがどういうファーストコンタクトをするのかが全く読めません。アテネはハヤテの現状を知っているみたいなのでアテネ主導になるんでしょうねぇ。


夏まではゴールデンウイーク編が続きそうです。




今週はやっぱり長いのかな?時間がかかっているだけでそれほど長くないのかな?どちらにしても今日はこの辺で……。