ネット上でのコミュニティ論

すいません。他にも関連記事はたくさんあるのですが、総まとめ的な記事と言うことでこちらにリンクします。


私事なのですが、ちょうど今身近にいる人がネットでのコミュニティについていろいろ研究をしていて、相談されるのをいいことに勝手なことをほざいていたりするのですよ。その人がやっているのは研究なのでむろん一つや二つのコミュニティを対象としているわけではありません。だからまぁ私が言えることなんてたかが知れています。
そもそも私自身がネット上でのコミュニケーションに長けていないしそれを求めてもいないのですからねぇ。


でもまぁ意見を求められるとなんか言いたくなるのが人情。ってこの日記見れば何となくそうぞうつくよね?(笑)。で、その時に想定するのは『ハヤテのごとく!』感想サイトの変遷だったりするのは必然なんですね。だってそれしかしらないからさ。


上記記事からたどれる記事ではこのサイトは「古参」の一つと言われているようですが、確かにここの場合は先行者利益という甘い汁をたっぷりと吸っていると思うんですよね。もし仮に今のタイミングで同じ事を書いたとしたらたぶん埋もれています。後から始める人ってのは先に始めた人の何倍ものパワーが必要だろうなぁと思うんですよ。もちろん、なんらかのベースがあって新規参入する場合は別ですよ。いきなりぽっとでてきてなんか書いてもなかなか読んでもらえません。読んでもらえるとしてもかなりの時間がかかります。
ハヤテ感想系で言うと、アニメが放送される前にある程度「感想サイト」が固まってしまっていたのでなかなか新規参入をしづらかった、新規参入したサイトもたくさんあるでしょうが、その中から大勢が読みに行くようなサイトが育ちづらかったっていう面があるのではなかろうかと思っています。
いろいろ書いていて思いますが、何のかんの言っても「誰かに読んでもらえる」っていうモチベーションにはものすごい力があるんですよね。それがないとなったらなかなか続ける気にはなれないですよ。


さて、それに関連するのですが、ある程度「固まって」しまうと、どうしてもサロン化しちゃうんですよね。見知った常連同士のやりとりが増えてしまう。どんなコミュニティでもそうなるのではなかろうか?と思っています。そうなるとなかなか後からそこに入っていく気にはなれないですよ。そして、その中にいる人たちだって、本人たちはそうと意識していなくても排他的な行動を取りがちなんですよね。いや、ハヤテ感想サイトがっていう話じゃなくてね。一般論ですよ。これは。


余談ですが、そういうのを数値化する方法を考えています。自分のサイトはコミュニティではないから実験できないのがつらいですが……。


話戻して、私の場合偶然たまたまアニメ放送の直前に人生の転機を迎えて暇が無くなったのでトラックバックの送信とかやめましたし、他の感想サイトを読みに行くことも極端に減りました。だから、アニメ放送の頃にはすでにハヤテ感想コミュニティから外れたような意識を持っていたんですよねぇ。少なくともコミュニティの中で何かをしようという意識は希薄になりました。
正直タイミング的には最悪だったのかも知れません。私のサイトの集客力なんてたかが知れていますがそれでもその微力をコミュニティのために使うってことができたんじゃないかなぁと今となっては思います。
まぁ現実できなかったんだからしょうがないです……。


ハヤテ感想サイトのコミュニティがSNSとかついったーとかにうつっているってのはありますが、それだとなかなか新規参入が難しいんですよね。敷居が高い。馴れ合うことなく公開の場で交流をする2chみたいな雰囲気を持つ感想サイトってのも必要なんだろうなぁと思うんですよねぇ。
口で言うのは簡単です。ここがそういう場になっているとは残念ながら思えません。


最後に。前にも何度か書きましたが、私がこの日記サイトを通じてハヤテ関連のコミュニティにできることは一つしか無いと思います。
この日記には他の感想サイトは決して読みに行かないであろう属性を持つ読者がいらっしゃいます。ほとんどの読者は1度眺めたっきりでハヤテの感想がそのサイトに書かれていることにすら気づかないと思います。でも、その中から、何万人に一人という割合であってもあの漫画に興味を持ち、コミュニティに入っていく人がいればなぁと思うんですよね。