ハヤテのごとく!232話「Beautiful World」感想 白皇学院理事長 天王州 アテネ

ハヤテのごとく! 20 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 20 (少年サンデーコミックス)

今週末の7/17発売なので意味もなくにぎやかし〜




タイトルでネタバレしていますが気にする人はそもそも今日ネットなんか見ないと思われ……。



先週の展開は全く読めていませんでした。
そして、今週……。


ここに書いたかどうかはわかりませんが、この選択肢を俺は「ありえない」と思ってました。今までに配置された伏線から考えると可能性としては十分に「ありえる」話だったのですが、ここまでの畑健二郎さんの話の進め方から類推して、勝手に「ありえない」と思っていました。


アテネが白皇学院の理事長なんですね……。



扉絵

アテネの後ろ姿。この先当たり前のように出てくるんだろうなぁ。

仮想今週の一コマ

7ページ目(P119)1コマ目。取り残されたヒナギクさん。
遺恨を残すのかぁ?

ポイント

情報格差

今週の話はこれしかないっすね。まとめで書きます。

見開き

久しぶりです。女の子の後ろ姿。ヒロイン登場って感じ。でもメインヒロインではないんですよねぇ。

見つめ合う2人

………

まとめ

ヒナギクさんにとっては「天王州アテネ」はよく知っている理事長でしかありません。しかしハヤテにとっては10年前に出会い別れた相手……。この2人の間には情報格差があります。
そしてもう一つ、アテネが理事長って事は4巻P118(38話/4巻7話)の描写を信じると、アテネはハヤテが白皇を受験したことを知っているんですよね。少なくとも「そうかもしれない」とは思うはずです。夢に見るくらいだから調べるんじゃないかな?ってことは、過去編のラストで描かれたアテネ(成体)は、ハヤテとの再会がそう遠くない将来に果たせることを知っていたのかなぁと思います。そして、ハヤテが昔可愛いと言った「鏡の中の女」や、行きがかり上キスをした相手と今また交流していることもわかっているのかも知れません。


4巻を読み返して面白いことに気づきました。ハヤテが白皇の試験を受けたと聞いた時のヒナギクさんの表情がここに来て別の意味を持ってきたように思える。それを知った時のアテネはどういう表情だったんだろうなと。不合格通知を出す時にはどういう思いだったのかなぁと。そういう裏を考えながら読むともう一度楽しめますね。




置いてけぼり食らったヒナギク、取り乱してアテネ(地名)の街を彷徨するハヤテ、そしてまたハヤテは花畑の中でアテネ(人名)に出会う……。




来週は巻頭カラー。




再会。




錆びた時計が動き出す……。




ハヤテはアテネのことをなんと呼ぶのでしょうか?16才の今、他の女の子をそう呼んでいるように「天王州さん」とか「アテネさん」と呼びかけるのでしょうか?それとも、動き出した時計を確認するかのように、あの名前で呼びかけるのでしょうか?


「アーたん」


どう転んでも無事には終わりそうもありません……。








以下、蛇足なんですがここまでの流れと異質な感想なので最後にまとめて書きます。


読み誤っていた。ここまでの流れを読み返してみたけれど決してミスリードされていたわけでもないし設定にも矛盾はない。強いて言えばアニメ1期がミスリードになっていたのか?(笑)。白皇学院が天王州家の物だと考えるとアテネがロイヤルガーデンにいた妥当性もあるんだよなぁ。スジは通っていると思います。
この設定はないというのは単なる俺の思いこみでした。読み返した結果そういう結論に達しました。




さて、現実はあるがままに受け入れましょう(笑)。ゴールデンウイークの暫定最終回はともかくとして、この設定で『ハヤテのごとく!』にまた新たなオプションが加わりますね。


無茶を言う理事長とそれに立ち向かう生徒会長という構図です。


そこだけみたらアニメ1期と同じなのですが、それ以外の要素がある。1つは理事長と生徒会長が同じ年であるらしいということ。ああ、アテネの年齢って明かされていましたっけ?これも勝手な思いこみかも。もしかしたらアテネマリアさんと同じ年だったりしてね。
もう1つはハヤテの存在です。ヒナギクアテネの板挟みにあって不幸を加速させていくハヤテの姿が容易に想像できます。ハヤテにはかわいそうですが面白そうです(笑)。
毎度毎度ではないですが、そういう話も時々作るようになるんじゃないかなぁと思います。


でも、それって『ハヤテのごとく!』の中ではサイドストーリーにしか成り得ないんじゃないかなぁ。それだけで1年かそこらの連載を持たせることができそうな設定にも思えるんですけれどね。


この漫画にとってはオプションが増えるのはいいこと。もちろん中には俺自身は気に入らないのもあるかも知れませんがツボにはまるのもあるはずです。そして、気に入らない話があってもいずれまたツボにはまる話を読むことができると期待できる漫画です。
ずいぶん前の話ですが、ナギがアルバイトを始めた時に感じた物語が広がっていくという雰囲気を今週もまた感じることができました。


コミックススキャンとかしなきゃならんかなぁと思ったんですがそこまでする必要は無くなったので早めに書き終えることができました。
まずはBS読みに行ってきます。