気象庁の緊急地震速報誤報をノーテンキに非難する人たち

実際ここがそうって指摘するわけじゃないけど絶対いるよね。ここぞとばかりにね(笑)。


今回の誤報はいい目に出ました。もし問題があったソフトウエアがそこまで考えていたが故の誤報だったらむしろ仕様通りだと思います。そんなことはないだろうなとは思いますが……。
電車と同じですよ。なんか問題が起こったら暴走をするのではなく止まるという考え方と同じ。警報の場合は「大丈夫」っていうデータがでちゃって実はダメってのよりは、「やばい」ってのが出て実は大丈夫っていう方が、国民の生命財産に及ぼす影響は小さいでしょう。


今日の一件で驚いたのは、緊急地震速報のことが思った以上に理解されていないと言うことです。地震波の伝わり具合の違いを使って、実際に大きな揺れが来る前に警告を出すという仕組みになっています。誤報かどうかわからない状況の時に不安を感じてらっしゃった方が散見されました。その不安は、少なくともその緊急地震速報から感じる部分については無駄です。仕組み的に時間差で大きいのが来ることはありえません。まぁ、常々いつ地震が来てもいいような心構えをしておくことは無駄にはなりませんけれどね。


今回のトラブルを防ぐためには観測態勢を多重化して一種の合議制みたいな形で結論を出すという方法ぐらいしか思い付かないですね。でも、全部一斉に改修されたら終わりだなぁ。あとはテストを綿密にするくらいか。


狼少年になるのは困りますが、今回の誤報は今後のよりよい運用の糧になるのでは無かろうかとなま暖かく見守っております。