ハヤテのごとく!241話「アイギスの盾」感想 ハヤテとナギ、アテネとマキナ
こんばんは。畑健二郎さんが1話完結ものが書きたいともだえるくらい最近は続き物ばっかりなのに先週の話を忘れかけてしまったtanabeebanatです。
もうなんというかわけわかんねぇ状態になってますね。
さて、最初に一つお断りがあります。
私は個人的に今週のような展開の話を好みません。嫌いと言ってもいい。だけど、その「嫌い」はちょっとしたことによって「大好き」に変わる「嫌い」です。私のバックボーンを考えていただくとそのフラグを立てるのに必要な要素は容易に想像つくかもしれません。その話は最後のあたりに書く予定です。
忘 れ な け れ ば ね 。
追記:マキナってそういうことなんだなぁと今さら思いました。まぁ明日書きますよ。うろ覚えの裏付けが取れるって不思議な感じ。どっかに書いてあるでしょうね。きっと。
扉絵
マキナ。まさか彼が扉絵に登場する日が来るとは思いませんでした。そんなんばっかりですよねぇ。「アーたん」と呼ばれていた幼女がこんな風に心を捉えるとは思ってなかったわけですしね。
仮想今週の一コマ
7ページ目(P127)3コマ目。アテネの横顔。
ポイント
今週は盛りだくさん。
千年に一人の天才
あれぇ〜?俺は一人知っているぜ。『ハヤテのごとく!』の世界でお祓いとかに異様な力をみせる人がいますよね。
当然伊澄。
なるほどね。伊澄は重要なキャラっていう言葉の意味がようやくわかったかもしれない。長かったなぁ。ここまで……。実時間で何年かかったんだ?
誤解
そうかぁ。アテネはそういう誤解をしているのか。ハヤテが打算のために自分に近づいたかもしれないと……。
うわー。こっちもせつないぞ(笑)。どうする、この状況。
執事バトル
『ハヤテのごとく!』始まって以来の本格バトルシーンですね。
人じゃないモノ
これ、どう読めばいいんだ?2種類の読み方ができるぜ。
一つは素直に、事故に見せかけるみたいな感じでハヤテを殺すっていう意味合い。たとえば柱に押しつぶされるとか。
もう一つは、マキナ自身が人外であるということをほのめかしているという説。
個人的には前者を取りたいのですがね。なぜならそういう話の方が好きだから(笑)。
マキナの想い
マキナがどういう存在なのかはともかくとして、アテネに対する思いは本物みたいです。ハヤテがナギに対して抱いているのと同じ思いなのか、あるいは……。
それについてはまとめで書きます。ってまとめはここから1行くらい下から始まるわけですけれどね。
シリアスとコメディ
そういえば、ハヤテが地下迷宮で柱の下敷きになった時、海水が傷にしみて大変みたいだったけれどピンピンしてましたね。今日のラストでやられるとは思えないのですが……(笑)。ただ、シリアス描写とコメディ描写の違いはあるでしょうね。そのバランスが難しいところでしょうねぇ。
まとめ
とりあえず、ひとこと言っておきたい。
合併号前にこの引きはないでしょ〜………。
一週間あくんだよなぁ。つらすぎるぜ。まぁ、次週読んでもどうせ前の週の話を覚えてなかったりするんですけれどね。俺の場合は。
先週まではヒナギクさんがメインヒロインでしたが、今週は明らかにアテネがメインヒロインです。
まずはロイヤル・ガーデン(王族の庭城)がらみのところを書いてみましょうか。
今週の話でわかったのは、ロイヤル・ガーデンに入ることによって「王族の力」というものが手にはいると言うことですね。そして、その力を、三千院帝、天王州アテネ、姫神君の3人が狙っていたことは間違いないです。
ロイヤル・ガーデンに入るには、それが何なのかはまだわかりませんが、ある条件が必要であるということ。幼い日のハヤテは、アテネがロイヤル・ガーデンから脱出した直後にその条件を満たしていたということ。
しかし、過去の話によると、ハヤテはアテネと喧嘩別れしてからはロイヤル・ガーデンには言っていないということは「読者には」わかっています。
※187話「THE END OF THE WORLD(10) いつか、雨があがったら」(18巻3話) コミックスでいうと45ページ46ページ参照のこと
しかし、そのことを知らないアテネは、ハヤテが自分のいない間にロイヤル・ガーデンに入っているのではないかと疑い、そもそもハヤテが自分に近づいてきた理由は、「王族の力」を手に入れるタメなのではなかったのという疑念すら抱いています。
少なくとも、ハヤテはアテネとの出会いの後、そうと「自覚して」ロイヤル・ガーデンに行ったことはないでしょうね。もし違ったらちょっとフェアじゃないよなぁとか思っちゃいますね(笑)。
さて、18巻51ページ目で、アテネ(16才?)はこんなことを言っています。
「三千院帝に奪われる前に、もう一度道を開かなくては…」
10年前には「共犯者」とまで表現されるように協力をしていた帝とアテネの間には何があったのでしょうねぇ。
アテネがロイヤル・ガーデンに閉じこめられていた理由は罰だということがわかったのは上に書いたとおり。では、どうして出ることができたのでしょうか?
それにはハヤテが絡んでいるような気はするのですよ。でも、わからない。書きながら考えてみましたけれどやっぱりわからない。
可能性としては、大事な指輪を質に入れたことくらいかなぁ。いや、そういうしょうもないオチってあると思うんだな。ああ、あの指輪が他人の手に落ちてそれで「王族の力」が……。
そもそも「王族の力」が誰かの手に渡ったとしたら誰にいったんでしょうねぇ。異様な力を持つワタル母?
飛行石(王玉)の力を伊澄が祓うと、ロイヤル・ガーデンに行けるようになるんですかねぇ。そのうち物語の中で普通に行ける場所になったりしてね。この漫画の場合それも十分あり得ると思うんですよ。
続いてアテネの話です。
ロイヤル・ガーデンにいた頃のアテネは天王州家を失っていたんですね。そして両親ともに他界している。なんらかの物語ののち、財産を取り戻したアテネの周りには、アテネの持つ金を目当てにした輩がやってくるようになった……。
ナギだねぇ。状況的にはナギだねぇ。
三千院ナギと名付けられるはずだった少女なんだねぇ。
アテネの物語も畑健二郎さんの頭の中では出来上がっているような気がします。読んでみたいです。おそらくは『ハヤテのごとく!』風ではないシリアスな話なんだろうなぁと思います。でも、最近の物語の流れと読者の反応を見るとそういう話を混ぜ込んでも全然問題ないような気もしますね(笑)。でも、それ一辺倒になっちゃうのはたぶんやばいとは思います。
ここまできて、ようやく今日の記事のサブタイトルの件に取りかかれます。
つまりこういうことです。
ハヤテはナギのことを「お嬢さま」と呼んでいるけれど、マキナはアテネのことを「アテネ」と呼んでいる。
この違いはもしかすると大きいんじゃないかなぁと思ったんですよ。ハヤテもマキナも主を守るために敵を排除するという想いは同じです。でも、ハヤテにとって主であるナギは未だ「お嬢さま」でしかない。ハヤテにとっての主が「ナギ」に変わった時、この物語の終わりが見えるか、それこそがまさにエンディングなのかなぁと思うことがあります。
上にも書きましたがマキナの正体自体まだ見えないので妄想ですけれどね。
今週は長かったですね。
最後に忘れていなかったので、今週のような話が嫌いな理由と、それが好きに変わる要素を書いて終わりにしましょう。
隠された設定は基本嫌いなんですよ。裏設定とか嫌い。大嫌い。「オイオイ」とか思っちゃう。
でも、それが「大好き」に変わる瞬間がある。
それは、明確、あるいは論理的な伏線が張ってある場合です。
おわかりとは思いますが、推理小説なんですね(笑)。推理小説のラストの方にいきなり隠された過去が出てきたら醒めるじゃないですか。ん?醒めない?醒める俺が少数派なのかなぁ。まぁとにかく私の場合は醒めます。
ところが、それがこそ〜っと最初の方で触れられていたりすると「すっげー!やられた!」に変わるんですよ。なんという単純な読者!!(笑)。
幸いにして『ハヤテのごとく!』はまだ折り返し地点にも到達していない物語だろうと思います。そして、作者の畑健二郎さんは伏線好き。伏線だけでは飽きたらず、Webとかコミックスとか本編とかで無駄なネタバレまでしてくれます。だから、私にはこの漫画がそもそも合っていると思うんですねぇ。
いやぁ。たくさん書いたな。久しぶりにたくさん書いた気がする。まだ全然足りてないような気もするけど(笑)。とりあえず今日はこれでお終い。たぶんまた明日……。
ああ、最近のお約束忘れていた。
さて、ここで問題です!
『ハヤテのごとく!』のメインヒロインは誰でしょう?
話の根幹には関わってはいるだろうけれど、最後まで読むとアテネの話も広い意味でのサイドストーリーなんだろうなぁ。
恐ろしいことに……。
やっぱ、おれ、この漫画怖い……。
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