KDDIは放送事業者を目指すのか?

ジェイコム(J:COM)って、ちょっと前に株の誤発注で話題になったジェイコムかと思ったら無関係なんですねぇ。知らなかったよ。ジュピターテレコムの略だってのは知っていたんですが。


俺は松戸に住んでいて、松戸エリアはコアラテレビっていうCATVがあってうちにも何度も営業に来ています。てっきりJ:COM傘下かと思っていたら違った。JCNという別のグループの傘下なんですねぇ。



なーんだ。地元のケーブルテレビ局がauになるわけじゃないんだぁ〜とまぁどうでもいい感想を持ったのですが、ちょっと調べてみてびっくりした。
JCNはすでにKDDIの資本が入っているんですね。




今回のニュースによると、J:COMの加入数は327万世帯。KDDI決算説明会資料(PDFファイル)によると2009年3月期のケーブルテレビ契約数は72万2000。
両方合わせると約400万になりますねぇ。


別の切り口で見ると、KDDIの固定系回線数は同じく2009年3月期に534万2000。重複は発生すると思うので単純に足し込む事はできないと思いますが、そこに300万くらいが乗っかってくるんですよね。
この出資でKDDIは、各家庭まで伸びた、いわゆるラストワンマイルの回線を300万本(の運営への発言権)を手に入れることになります。


KDDIは既存の通信回線とケーブルテレビの回線、さらにはauの無線通信回線を駆使して放送事業に活路を見いだそうとしていたりしてねぇ。
どうなんでしょうかねぇ。