ハヤテのごとく!263話「THE END OF THE WORLD FINAL 微笑みを君に」感想 なーんか気持ち悪い
最近結局同じ所に行き着くんですよね。この漫画の感想……。
変。なんか変。
今週の話を読んでなーんか気持ち悪いんです。「気持ち悪い」って言うのはいい表現じゃないかなぁ。「収まりが悪い」って言った方がいいかな?いずれにしろ俺の主観が支配しているところなので、この感想を読む人に正確に伝わるとは思っていませんが何とも言えぬ読後感があるんですよねぇ。
そんな263話感想。今日は水曜日に書けます。
まとめ
まずは伏線回収の件。
迷宮で伊澄はそれ以上の情報も得ているのかなぁ。それとも今回アテネが言ったことを「あまりいいことは書いてない」と思ったのかなぁ。さてどうでしょう。伊澄のあの言葉、ゴールデンウイーク中に回収するとは思ってなかったです。もっと引っ張るのかなぁと思ってた。意外。
アテネはその言葉をハヤテには伝えられなかった。そして伝えられない理由も少なくともアテネの中でははっきりしてます。
でも、アテネはそれをハヤテの兄に伝えてしまった。彼がハヤテの兄だと言うことは知らずに……。そしてハヤテ兄は正義の味方だった。アテネを救い出すことに成功したらしいことだけはわかりました。
額の十字傷でハヤテはアテネのことを救い出したのが自分の兄であることに気づいたんですかねぇ。よく考えてみると、今週の話って例によって情報の不一致が起きてますよね。読者はアテネを助けたのがハヤテの兄であることを知っているけれど、当のハヤテとアテネはこの話をした時にはそれに気づいていない。読者の方が情報過多になっていますよね。
さて、ここから今週の話を読んで俺が感じた「気持ちの悪さ」あるいは「収まりの悪さ」について書いてみましょうか。一応説明はつくのですよ。
この話、アテネの恋物語として読むと、オープニングに近いんですよ。ここから紆余曲折を経て261話でハヤテとイチャイチャイチャイチャすることになってお終い。そういう話。畑健二郎さんの傾向を想像すると、実際に書くかどうかはわからないけれどその10年の間にもそれぞれの物語がいくつかあるんじゃないかなぁと。そう思ったら負けのような気がしたのですが思っちゃったからしょうがない(笑)。特にアテネの物語はなぁ。いろいろ想像するとつらくなります。もう2度と会えない人のことを思い続けた10年なんでしょうから。
263話をアテネ目線で読むと、本来ならこの後どうなる?っていう話なんですが、読者は既に結末を知っている物語のオープニングなんですよね。
アテネの恋物語はハヤテの物語でもあります。だから、ハヤテの物語も261話でひとまず完結はしていると思えるのですよ。ところが、今週、ハヤテ兄の存在がクローズアップされた。ハヤテが会いたいと願っている兄の顔が初めて作中で描かれました。
それは、この先ハヤテが主人公の物語が始まることを意味しているように思えるんですよ。
ハヤテとアテネはこの一件でもはや恋人同士になった様に見えます。もちろん一筋縄ではいかず、ハムヒナやナギが絡んでくるとは思いますけれど、この2人の間にはそうやすやすと入り込める余地は無いように今は思えます。なのに、その話とは全く同期せず、登場人物だけが共有されてハヤテ兄の話が混ぜ込まれている。そこに「違和感」を持って、それが「気持ちの悪さ」あるいは「収まりの悪さ」という感想につながったんじゃないかなぁと思えるんです。
いやらしいのは、俺はそのことをわかっていたはずなんです。この漫画が非同期の物語が複数寄せ集められてできていることはわかっていた。そして、それこそがこの漫画のもつ魅力の根元であり、また、何十年後かにはこの方法が誰でも使う普通のやり方になるのでは無かろうかとすら思っていた。ところが、実際目の当たりにするとこの始末です。
理性でわかっていても本能的に理解を拒否しているのかなぁとすら思えるんですよね。だから、逆にこの展開を本能的に受け入れられる人も多いのかなぁとも思えるんですけどね。
なかなか難しいです。脳が、というか、感情がシェイクされるような気がしてねぇ。だから、面白くてやめられないのですけれどね。
もうおねむの時間なので寝ます。明日も書けるかなぁ。
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