「アプリケーション」の終焉

昨日の記事で書こうとしたお話です。




おれは、狭義での「アプリケーション」は遠くない将来、事実上の終焉を迎えるのではないかなと予想しています。ここで言う「アプリケーション」というのは、クライアントにインストールして使うタイプのソフトウエアのことです。




もちろん、決して0にはなりませんよ。今の社会で言うと、デジタルカメラに対する銀塩カメラのようなポジションで生き残ると思いますし、システム開発など、職業や趣味でより深くコンピュータを使わなければならない人は使い続けると思います。おそらくおれは使い続ける人の一人になるんじゃないかなぁと思っていますしね。


しかし、多くの人は、何かをするためにアプリケーションをインストールするという行為をしなくなると思っているんですよ。全てがブラウザ上で作業できるようになるとおれは思っているんですよね。
今使っているアプリケーションの機能そのものは残るだろうけれど、今の様な使い方はされなくなる、ハードウエアやOSに依存せず、どの情報機器でも使い慣れた方法で欲しい機能がすぐに使える、そういう世界がそう遠くない将来実現するんじゃないかなぁと思っているのですよ。


前にも書いたけれど、1990年代後半、初めてWebアプリを自分で作った時に「これがおれの未来だ!」と勝手に確信して人生を踏み誤った人間が書いていることなので話半分になっちゃうんですけれど、決して絵空事では無いと思うのですよね。
開発環境がどうとか、言語がどうとかいうのはそうなると些細な問題になっちゃうんだろうなぁと。ブラウザで動く何物かが効率よく、かつ、正確に作れるのならなんでもいいんでしょうね。