『神のみぞ知るセカイ』FLAG102「Devil May Cry」感想 攻略対象外ヒロイン

ハヤテ感想より長くなったりしてね。




要約すると、駆け魂狩りに実質「失敗」したエルシィを慰めるために桂馬がデートをする話なのです。「攻略対象外」であるエルシィとはどう接していいか桂馬にはわからない。それにしても桂馬がルートを決めるのに他人の助けを借りるとはねぇ。神といえども全能ではないということですね。


半分面白がっているエルシィの周りの女子たちによってかわいくなったエルシィを見て、そのエルシィとデートに行って、桂馬は何を思うのでしょうか。
そして、そこには地区長ノーラが絡んでくるんじゃないかなぁと俺は予想しています。どくろを外したのはその伏線。さらにそのつながりで隣の地区長ハクアもやってきてどろどろの展開になるんじゃないかな?(笑)。




さて、表題の件です。


神のみぞ知るセカイ』の物語的なヒロインはエルシィだろうと思いますが、彼女はラブコメ的に見ると主人公の攻略対象外になっています。よくよく思い起こしてみるとこういう設定は実はツボに来るのではないかと思いました。


古くは『うる星やつら』ですよね。ラムはあたるに取って唯一の攻略対象外女子。あたるはああいう性格なので他の女の子にちょっかいを出しまくっていますが、序盤以外はラムの愛情を確認するために他の女の子にちょっかいを出している様にすら見えます。しかし、それでもラムはあたるにとって別格。攻略も何も信じ切っているんですよねぇ。


もう一つはこれから感想を書く『ハヤテのごとく!』ですね。もちろんナギです。
神のみぞ知るセカイ』のエルシィ同様、ナギは物語的なヒロインであってラブコメ的な意味でのヒロインでは無いのでしょう。3才の年の差が決して超えられない壁になっているんですよねぇ。けれど、2人の絆は強く結ばれてしまっています。


サンデーっ子なのであまり多くの例を思い出せないのですが、きっと他にもこういう設定の漫画や小説はあるはずです。


攻略対象では無いが故にヒロインとしての立ち位置を確保できているというケースは他にもたくさんあるのかも知れません。