ハヤテのごとく! 桂ヒナギクはなぜ魅力と人気があるのか?

新しいキャラクターも登場して勢力地図は変わってきていると思いますが、おそらくは未だに『ハヤテのごとく!』の登場人物の中での一番人気は桂ヒナギクさんだと思われます。
理由はいくつか想像できます。
ひとつはキャラクターの絵的なデザイン。もう一つは性格的なデザインですね。私だってヒナギクさんが最初に登場したときには「てこ入れでヒロインするんだろうなぁ」と思いましたから……。


さて、24巻までを読み返してみて、もう一つヒナギクさん人気を高める要因があると感じました。
それは「わかりやすさ」です。




ここまでの『ハヤテのごとく!』を、主人公、あるいはメインヒロインがヒナギクさんであると仮定して読むとわかりやすいんですよ。メインの相手がハヤテで脇を固める主要キャラが西沢さんと雪路、義理の両親、生徒会3人+2人娘になります。。
面白いことに、本来のメインヒロインであるナギとマリアさんヒナギクさんを主軸にするとあまり絡んでこないんですよね。物語のかき回し役として13才組とマリアさんがいる、そんな感じがします。


ナギの物語は未だどうも追いづらい。というか、まだ始まったばっかり野用に思えます。マリアさんの物語に至っては、この漫画本編の時間軸ではまだ始まってもいないのかなと思えます。もう一人、人気がありそうなアテネ。彼女の物語は現時点ではむしろ10年前が中心になっています。この先何かが起こるだろうと思われますがそのタイミングにはまだ至っていない。ヒナギクさんにも10年前の物語が用意されていますが、それを抜きにしても漫画本編だけを読んでいれば追える物語になっています。


ヒナギクさんの物語を追えると言うことはヒナギクさんに感情移入しやすいということに他なりません。ヒナギクさんが過ごしている架空の時空で、彼女が何を考えどういう行動を取ったのか、それを感じ取りやすい事に他なりません。
ハヤテのごとく!』の中で桂ヒナギクさんの人気が高い理由の一つにはそういう要因があるのではないでしょうか?